今回は、エアージャパンについての記事です!
こんな人におすすめ!
・エアージャパンで働きたい
・航空業界について詳しくなりたい
・日本の航空会社を志望している
・会社概要
社名
株式会社 エアージャパン(Air Japan Co.,Ltd.)
設立
1990年6月29日に設立されました。
設立当初はANAグループの国際線チャーター便の運航会社でしたが、2000年に社名をエアージャパンに変更し、国際定期旅客便の運行を始めました。
これまでは、ANAのアジア路線の一部を運航するエアラインでしたが、2024年2月からANAグループの第3ブランドとしてFSC(フルサービスキャリア)でもLCC(ローコストキャリア)でもない航空会社となりました。
本社所在地
千葉県成田市成田国際空港ANA成田スカイセンター3B
親会社
全日本空輸株式会社(ANA)
ANAホールディングス株式会社が100%出資しています。
・特徴
エアージャパンの最大の特徴は、ANAの制服を着てANAの飛行機でフライトをする場合と、エアージャパンの制服を着てエアージャパンの飛行機でフライトをする場合の2パターンがあるということです。
また、日本の航空会社で成田ベース(主基地)でありながら国際線のみの乗務を行います。
パイロットは、外国籍のパイロットが多いです。
コロナ以前は、客室乗務員の採用は経験者のみでしたが、近年は新卒の採用も行なっています。
ブランドコンセプト
「Fly Thoughtful」
お客様が本当に必要とされる価値を、 見つめ直し、シンプルに届ける。 ムダがなく心地よいサービス。 自分好みに選べる体験。 そして、今までにない快適さ。 私たちは、 お客様の「ほしい」、「いらない」に耳を傾け、 日本らしい「発想」と「品質」で、 全く新しい空の旅を創り出す。
ロゴ(ブランドマーク)
エアージャパンの「Air Japan」赤字部分は、手と手が織り成す「やさしさ(Thoughtful)」を表現
ブランドカラーは、「藍色」と「曙色」
「藍色」:日本の伝統工芸のひとつである「藍染」に由来し「巧みで丁寧な技法(Trust & Thoughtfulness)」を表現。
「曙色」:日本の四季における春の「日の出」の色に由来し「心地よい暖かさ(Comfort & Care)」を表現。
制服
制服のコンセプトは「すべてにやさしい制服」。
お客様、制服を着る客室乗務員にやさしく、環境に配慮された制服。
腰のベルト部分には、日本の伝統文化である「結び」「重ね」が取り入れられ、お客様が機内にご搭乗の瞬間から「日本らしさ」を感じていただけるようなデザインとなっている。
環境配慮のため、ジャケットやスカート、パンツ等の一部のアイテムはシェア。
座席
全席モニターなしで、USB Type CとType Aのポートがついている。
座席幅:17.5インチ(約44センチ)
シートピッチ:32インチ(約81センチ)
自身のスマートフォンやタブレットから、機内専用WiFiに接続することで、新作ハリウッド映画・キッズ番組・AirJapanオリジナル動画などを無料で視聴することができる。
ただし、 AC電源は使用できない。
さらに、幼児用バシネット(携帯用ゆりかご)はAirJapanでは受付不可。
機内食
「日本の美味しさや文化」を感じていただけるメニューを提供。
事前購入メニューと機内購入メニューがある。
事前購入メニューには、日本食を中心としたメニューの他、ハンバーグドリアやヴィーガン等の宗教対応ミールや健康に配慮したミールも用意されている。
機内購入メニューは、カレーや鯖定食、ラーメン、焼き芋等がある。
飲み物は、アルコール、ソフトドリンク、ホットドリンクの販売がある。
前方1列目から9列目までを予約しているお客様に対しては、無料のドリンク提供がある。
その他
・機内販売
ブランケットなど機内をより快適にお過ごしいただける商品や、AirJapanオリジナルグッズなどお土産や旅の記念になる商品をご用意。
・座席指定
事前に有料で座席の指定をすることが可能。
・運航路線
ANAの飛行機で、ANAと同様のサービスで就航している路線とエアージャパンの飛行機でエアージャパンのサービスで就航している路線があります。
■ANA(NH便)
・成田=スワンナプーム
・成田=シンガポール
・成田=香港
など
*シドニーやパース、ホノルルへ就航していたこともありますが、NQ便ができたことやANAの路線拡大により、変更する可能性が高いと思われます
■エアージャパン(NQ便)
・成田=バンコク
・成田=ソウル
・成田=シンガポール
・使用機材
使用する機材は、ANAと同様の塗装がされた航空機とエアージャパンの塗装がされた航空機があります。
■ANAと同様の機材
・B787-9
・B787-8
・B787-10
■エアージャパンの塗装機
・B787-8
・サービス
●ANAと同じ機材でフライトをする場合は、ANAと同様のサービスを実施します。
エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスの機材のみを使用しています。
<具体的な流れの例>
離陸
↓
ドリンク(ソフトドリンク・アルコール類)
↓
食事(和食or洋食)
↓
デザート(路線によってサービス内容は異なる)
↓
回収
↓
その他、機内販売や入国書類の配布等
↓
着陸準備
●NQ便でのサービス
サービ内容は、LCCに近いです。
<具体的な流れの例>
離陸
↓
事前購入ミールの提供
↓
機内購入ミール+ドリンクの提供
↓
回収
↓
その他、機内販売や入国書類の配布等
↓
着陸準備
・今後の予想
今後は、エアージャパン(NQ便)の路線が増えていくでしょう。
現在は中距離までの路線しかありませんが、将来的にはZip Airのようにロサンゼルス等の長距離路線も増えると思われます。
航空業界の人手不足の問題が解決され、人材確保が落ち着けばANAの制服を着て、ANAと同様のサービスを行うという従来の体制はなくなる可能性が考えられます。
・社員の声
日系エアライン経験者
元エミレーツや、元シンガポール航空といった外資系航空会社で働いていた人が多いので、テキパキ仕事ができる人が多い印象。
客室乗務員の給料は、時給制。正社員のため、コロナ禍の飛べない時期は最低給与が設けられる等の対応があった!ボーナスもあります。
ソムリエや語学の資格が、給与に加算されるので、やりがいにもなる。
外資系エアライン経験者
就航が国際線のみのため、日本ベースで中長距離を飛びたい人や国際線を飛びたい人には向いていると思う。元日系エアラインで働いていた人は、外資っぽいと言われることが多いが、元外資系からするとかなり日本的な会社だと思う。
メリハリを持って仕事ができる点と、働く日数を決められる(フルタイム以外の選択ができる)点がいいと思う。