この記事は、現役CAの友人や先輩、後輩から聞いた話を参考に記事にしました。
私の知り合いの中には、客室乗務員を一度辞めたけれど、やっぱり飛びたいから戻ってきたという人や、客室乗務員から他業種に転職を迷っている人、他業種から転職して客室乗務員になった人など様々います。
客室乗務員から転職をした結果、オフィスワークやその他の仕事の方が向いていたという場合もありますが、今回は「客室乗務員の働き方」にフォーカスを当てたプラスな部分の内容となっています。
1 世界や国内を飛び回る魅力
旅行が好きな人であれば、一番の魅力と言ってもいいのではないでしょうか?
仕事で、海外や国内の都市を訪れることができ、自由時間(ない場合もある)があり、地元の有名レストランや観光地を訪れることができる!
大手航空会社であればあるほど就航都市も多く、様々な場所に行くことが可能です。
国内線の場合、日帰りフライトも多いですが、1泊2日から3泊4日までの様々なパターンがあります。
2日間同じ場所にステイするということもありますが、多くの場合は異なる場所にステイします。
例えば、国内線2泊3日のフライトで、1日目ー新千歳、2日目ー広島、3日目ー羽田に戻る、というようなスケジュールになります。
国際線は、羽田ーニューヨークを乗務して、約2日の休息、ニューヨークー羽田を乗務となります。
国内線、国際線のいずれもステイ先で解散してからは、自由時間となります。そのため、現地の友人や親戚に会いに行ったり、事前に調べておいた観光地へ行くことも可能です!
2 多様な文化との交流機会
1でも紹介しましたが、客室乗務員の魅力は世界中の都市に行けることです。
移動自体が仕事であるため、フライト中に多様な文化との交流があります。なぜならば、各路線やシーズンでお客様の層が異なるからです。
例えば、沖縄やハワイは観光客が多いです。最近は、日本の航空会社でも海外のお客様が非常に多く利用されています。
特に、アジア路線は乗り継ぎで利用される方が多いため、日本人の方が1割ということもよくあります。
そのような環境の中で、仕事ができるのも客室乗務員という仕事の魅力の一つです。
元CAの声にもあるように、日本の企業で、日本の中だけで仕事をしていると経験することのない経験ができます。
お食事やドリンクサービスの途中にお客様とお話をして、色んな価値観に触れ合うことができます。
国内線であれば、大型機で3回フライトをしただけで約1200人の方と出会えます。
多様な文化を身近に感じられる唯一の職場なのかもしれません。
3 多くの仲間と出会える機会
客室乗務員の仕事は、チームで行います。小型機でも最低2名、大型機になれば12名を超えることもあります。
また、国内大手の航空会社では約8000人の客室乗務員が在籍しています。
そのため、毎日同じメンバーでフライトするということはあり得ません。
大抵の仕事の場合、一緒に働くメンバーは固定で、常に管理職の目があるという状況です。しかし、客室乗務員の仕事は特殊です。
誰も知らない初めましての人と丸一日仕事をするというのが通常なのです。
万が一、苦手な人と一緒でも毎日顔を合わせる訳ではないのがいいところでもあります!
4 自分時間を持てること
多くの仕事では、月〜金曜日に勤務、土日が休みだと思います。
客室乗務員の場合は、4勤2休であったり、3勤1休というスケジュールが多いです。その他、国際線は行き先によってはそれ以上の勤務日、3日間の休みという場合もあります。
詳しくは、JALとANAのスケジュールをまとめている記事があるのでそちらをご覧ください。
4勤2休であっても、午前中で仕事が終わればステイ先では自由に過ごせますし、初日が夜からという場合は、仕事までの時間は自由に過ごせます。
5 残業なし
客室乗務員の仕事は、大雑把に言ってしまえば、残業という概念がそもそもありません。
運行スケジュールに沿って、勤務スケジュールが決められているので、9割くらいが定時に終わります。
大幅な遅延やトラブルがあった際は、最悪の場合、帰宅できないということも発生しますが、そのような事態は3年に1回あるかないかという程度です。
特に、日本の航空会社は定時運行率も高いのでその点は安心です。
また、フライト中の業務が主な業務になるため、残業することはありません。
ただし、フライト中に何らかのトラブルがあった場合、フライト後に聞き取りや記録をしなければならないため、地上での事務的な業務が発生するということはあります。
とはいえ、頻繁にトラブルが起きるわけでもないので、一般の仕事と比べ残業は圧倒的に少ないです。
6 平日休みはストレスフリー
月〜金曜日勤務、土日休みの場合、友人や家族との時間を合わせやすかもしれませんが、どこに行っても混んでいます。
その点、シフト勤務の客室乗務員は平日休みも多いので、人気なスポットも混雑を避けて行くことができます。
7 とにかく福利厚生がいい
何と言っても、飛行機を頻繁に利用できることが最大のメリットです!
他にも、グループ会社のサービスを安く使うこともできたりするので福利厚生はやはり充実していると言えます。
福利厚生を理由に辞めるのを迷っている社員もたくさんいるのも事実です。
特に、大阪や福岡、千歳は便数もかなり多いのでその辺りに実家がある人にとってはメリットが大きいと言えます。