この記事はこんな人におすすめの内容です!
・自分のことをどう説明すればいいか分からない。
・自己分析をやってみたけど、自分を表現するのが難しい。
・失敗談や挫折について答えられない。
自己分析の方法を知り、面接やエントリーシートで存分にアピールできるように頑張りましょう!
自己分析について、何も知らない人やこれから始めるという人は、「なぜ自己分析が大切なのか」というテーマから読み進めてみてください。
■なぜ自己分析が大切なのか
自己分析は、就職活動や転職活動のエントリーシート(ES)や面接で必要となるため、欠かせません。
考えてみてください。突然、「あなたがこれまで成し遂げたことはなんですか?」「強みと弱みを教えてください」と聞かれた時、どのように返事をしますか?
成し遂げたこと・・・すぐに思いつくという人は、この章を飛ばしても結構です。しかし、何も思い浮かばなかったり、答えに困った人は、これを読んで自己分析を行ってみてください。
・自己分析のメリット
自己分析をすることで、自分が今まで努力してきたことや大切にしてきたことを知ることができます。
例えば、人とのコミュニケーションが好きで人と関わるアルバイトや部活を選んできたという場合、就職先もサービス業や営業職に重点をおく、などの就活の軸が決まります。
また、自分の中では何気なくやっていた事や趣味も他人からすると、あなたの特徴でありアピールポイントということもあります。
例えば、「毎朝のランニング=継続力」「資格取得=追求心」など。
自分の得意、不得意を知ることが就職活動に大きく役立ちます。
就きたい企業や業界が分からない。。。という場合でも、得意なことや努力して得たことを活かせる職種や業界に絞るだけでも就職活動が簡単になります。
■自己分析の3ステップ
1. 今の自分が目指す姿を考える
まずは、現在の自分がどのような姿を目指しているのかを明確にすることが重要です。自分の将来のビジョンや目標を考え、それに向かってどのようなスキルや経験が必要なのかを整理します。これにより、自分のキャリアパスや成長に向けた方向性を明確にすることができます。
・客室乗務員を目指す場合
客室乗務員に必要な要素、会社が求める人材を徹底的に調べます。
その上で、自分に不足している点や求める人材と重なっている自身のアピールポイントをいくつも探します。客室乗務員であれば、チームワークを大切にできる人材や臨機応変な対応ができる人材が求められることが多いので、その点に自分がマッチしているかを考えます。
・全くやりたいことや目指す姿が分からない場合
自分が一番大切にしていることを考えます。その軸を中心に将来どんな風に暮らしたいかを考えていきます。例えば、趣味の時間を充実させたい場合は、趣味が実行できる場所に近い職場を選んだり、残業が少ない会社を選ぶという基準ができます。その後、その会社が求める人材と自身が重なる点を探していきます。
2. 自分自身で過去を振り返る
次に、過去の経験や行動を振り返ります。これには、自分がどのような経験を積み重ねてきたのか、どのような成功や失敗を経験したのか、そしてそれらの経験から何を学んだのかを振り返ります。そうすることで、過去の自分の行動や選択から、自分の価値観や能力を理解することができます。
可能であれば、最近の出来事で考えましょう!企業側は、今現在のあなたが一番知りたいと思っています。小学生の時から現在までダンスをしているなどの今でも継続しているという内容であれば、過去の出来事でも構いません。
振り返る際には、結果だけを思い返すのではなく、その時に感じた感情などできるだけ細かく振り返りましょう!
・大学受験について振り返る場合
英語をより深く勉強したい&留学をしたいと思い、いくつかの大学の文学部を選択した。
第一志望の大学は、不合格で悔しい思いをした。そのため、第二志望の大学へ進学し、もう一つの目標であった留学に行けるように、勉強し、イギリスに留学した。交換留学の条件であったIELTSのために毎日1時間英語の勉強をした。
・アルバイトや今の職場について振り返る場合
選んだ理由や業務内容、自身の役割や立場(バイトリーダー、後輩がいるなど)、失敗(どうして失敗したのか、その後どのようなリカバリーを行ったか、工夫した点など)、成功体験(喜んでもらえたことなど)
(新卒向け)振り返るポイントを書いておくので参考にしてください。
□高校受験(選んだ理由や努力したこと)
□部活(頑張ったこと)
□高校生活で思い出に残っていること
□大学受験(選んだ理由、努力したこと、挫折など)
□ゼミの活動(研究内容、合宿、グループワーク)
□大学生活(頑張った授業、興味のあった授業、文化祭、部活やサークルなど)
□アルバイト(大変だったこと、嬉しかったこと、努力したこと)
□資格取得(勉強方法で工夫したこと)
□留学や旅行(大変だったことや楽しかったこと、ハプニングなど)
3. 周りの人に協力してもらう
最後に、自己分析をより深化させるために、周りの人々に協力してもらいます。家族や友人、アルバイト先や会社の上司や先輩、同僚など、信頼できる人々に自分の強みや弱み、そして目指す姿について話し合い、フィードバックを受け取ります。周囲の人々の視点から自分を客観的に見ることで、自己分析の洞察を深めることができます。
客観的な視点を知ることで、自分の考えている強みが本当に強みであるのか知ることができます。
さらには、弱みだと思っていたことがプラスに捉えられていたということもあるので、ぜひ周りの人に協力してもらいましょう。
例えば、自分の第一印象を聞いてみるのもいいです。
話しかけやすい、しっかりしている印象などのいい返事をもらえるかもしれません。
反対に、初めは話しかけづらかったと言われた場合は面接時には印象を気をつける必要があります。
他には、ゼミでのグループワークを仲間と振り返ってみるのもいいです。
自身がまとめるのが得意なリーダータイプかサポート役が得意なのか知るきっかけにもなります。
特に、両親はあなたのことをよく見て気にかけているはずですので、これまで何を一番頑張っていたか客観的に聞いてみるのもいいです。
■自己分析を最大限活かす方法
- 自己理解を深める
自己分析を通じて自分自身の強みや弱み、興味や価値観などを理解します。自分が何に興味を持ち、何を得意とし、どんな環境で活躍できるのかを明確にしましょう。 - 目指すキャリアパスを明確にする
自己分析を通じて、将来のキャリアパスや目標を明確にします。自分がどのような職種や業界で働きたいのか、どのような仕事が自分に合っているのかを考え、それに向けてのステップを計画しましょう。 - 適切な企業や職場を選定する
自己分析を踏まえて、自分の志向や価値観に合った企業や職場を選定します。自分が成長できる環境や、自分の強みを活かせる場所を見極めることが重要です。 - 自己PRやエントリーシート、面接で自己分析を活かす
自己分析を通じて得た自己理解やキャリアビジョンを、自己PRやエントリーシート、面接などでアピールします。自分の強みや志向性を具体的に伝えることで、企業とのマッチングを図ります。 - フィードバックを活用する
自己分析の過程で得た他者からのフィードバックや洞察を活かし、自己成長につなげます。自分の強みや課題を理解し、それらに対する改善や成長を図ることで、より良いキャリアを築くことができます。
以上の方法を組み合わせて、自己分析を最大限活かして就活を進めることが重要です。