今回は、客室乗務員(CA)の面接で面接官が見ているポイントを5つ、理由と合わせて紹介します。
これから紹介する5つのポイントを押さえて面接に臨むことで、客室乗務員への道に近づけます!
1, 第一印象
以前も別の記事でお伝えしていますが、第一印象は最も大切と言っていいくらい重要です。
「客室乗務員(CA)は航空会社の顔」だからです。
昔と比べ、オンラインチェックインや受託手荷物の機械化が進んだことで、飛行機に乗るまで航空会社の社員(グランドスタッフ)と顔を合わせる機会がかなり減少しました。
客室乗務員が飛行機を利用する際に最も長くお客様と接します。
そのため、飛行機に乗り込んだ際の客室乗務員の第一印象がお客様の航空会社に対するイメージを決定してしまいます。
それくらい第一印象は大事です。
面接での第一印象も同じです。
面接官は、うちの会社の顔としてお客様対応を任せられるか、そんな視点でも見ています。
2, コミュニケーション力
コミュニケーション力はアピールする必要はありませんが、面接を通して見られています。
緊張して上手く伝えられないこと場合や、言葉に詰まることもあるかもしれません。そのようなことがあってもそれが理由で落とされることはまずありません。
もちろん、黙り込んでしまったり、途中で諦めたりするようなことがあれば問題ですが。。。
面接官と言葉のキャッチボールができているか、伝えようとする意思があるのか、難しい質問をした時には、どのようにして答えを出すのか、そのようなコミュニケーション力を見ています。
客室乗務員は、お客様、同僚(他の客室乗務員)、グランドスタッフ、パイロット、整備士などの多くの人とのコミュニケーションが必要となります。
自分の言葉で、相手に分かりやすく伝えられているか、という点も重要です。
3, 制服が似合うかどうか
第一印象と似ていますが、制服が似合うかどうかは採用する際にとても重要視されています。
「会社のイメージに合っているか」という点です。
シンガポール航空の採用試験では、制服(サロンケバヤ)を実際に着て審査されます。
それくらいイメージに合うかは大切です。
これに関しては努力することはなかなか難しいですが、会社のイメージに合うような髪型やメイク、印象にすることで変えることは可能です。
女性であれば、ハーフアップスタイルよりポニーテールやお団子(シニヨン)がおすすめです。
男性であれば、眉毛が見えるようなヘアスタイルがおすすめです。
面接官に自分が客室乗務員として働いているイメージをさせることを意識してみてください!
4, チームワーク
グループ面接では、面接グループの雰囲気もとても重要です。
グループの雰囲気が良ければ、グループ全員が次の面接へ進むということも少なくありません。
面接で一緒になる人が事前にわかる場合は、お互いに声を掛け合っていい雰囲気作りをするというのもいいと思います。
客室乗務員の仕事は、今日初めて会った人同士でチームワークよく仕事を進めて行かなければなりません。そのため、面接でもチームワーク力があるかどうかという点をよくみられており、チームワークに関する質問もよく出されます。
必ず面接までにチームワークエピソードを考えておきましょう!
【質問例】
・チームワークで大切なことは何だと思いますか?
・これまで誰かと協力して何かを成し遂げた経験はありますか?
・あなたはチームorグループでどんな役割を果たしましたか?
・あなたはリーダータイプですか?それともフォロワー(支え役)ですか?
5, 情熱
情熱は客室乗務員の面接のみならず、どんな企業の面接でも重要視されることです。
「どうしてこの会社でなければならないのか」
「どうして客室乗務員でなければならないのか」
「どんな客室乗務員になりたいのか」
他にやりたいことがなかった。たまたま受けてみた。というような気持ちで面接を受けても面接官に見抜かれ、落とされます。
就職するということは、会社に貢献する、貢献してくれる人材であるかどうかをみています。会社に情熱のない人は会社も必要としていません。
しかし、情熱を伝えるのは難しいことでもあります。
緊張していて表情がこわばったり、考えてきたことを忘れてしまって頭が真っ白になったりすることもあるかもしれません。
情熱をしっかり伝えるには、面接練習を何度も繰り返し、面接に慣れることが一番の近道です。
落ち着いて自分の言葉で会社や業務に対する思いを伝えることで相手の面接官にもしっかり意思が伝わります。
まとめ
今回紹介した「第一印象」「コミュニケーション力」「制服が似合うかどうか」「チームワーク」「情熱」だけで面接が決まるわけではありません。
しかし、面接官がよく見ているポイントでもあるので、その事を知った上で面接に臨むことで印象をよくしたり、アピールができるはずです!
面接は、自分の努力次第で印象も伝わり方もとても良くなります。
ぜひ、面接までに時間のある方は練習をして臨んでベストを尽くしてください!