客室乗務員の年収、給料、手取りはどれくらい?リアルを知りたい!

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客室乗務員

ここでは、キャビンアテンダント(客室乗務員)のお給料について、紹介します。

就職や転職を考える上で、お給料は大事なポイントになります。

お給料だけで仕事を判断してはいけませんが、モチベーションや一つの指標として考えるといいでしょう。

●年収

年収とは、一般的に社会保険料や源泉所得税、その他の控除(住民税や積立金など)が引かれる前の「総支給額」のこと。

・平均年収

●JAL…560万円 出典:2019年有価証券報告書

●ANA…437万円 出典:openworks

●スターフライヤー…300万円 出典:2019年有価証券報告書

●ソラシドエア…350万円 出典:2019年有価証券報告書

上記の平均給与は、客室乗務員のみの給与を示したものです。コロナ禍は、給与水準がかなり下がっていたため、2019年度の資料をもとに掲載しています。

平均給与は、JALのように勤続年数の長い客室乗務員が多く在籍すれば、給与も多くなり、社歴の短い、独立系航空会社であれば、低くなります。

そのため、働く上で平均給与はそれほど参考にはなりません。

また、ボーナスは多い時で約4ヶ月分(1年間)もらえますが、業績によってもらえる金額も変わるのでそれほど当てにはできません。

それでは、年代別に年収を見ていきます。

・20代年収

300万〜450万円

ボーナスにより、大きく差が出ます。
また、入社時期も人によって異なるため、平均給与も変わってきます。

・30代年収

400万〜500万円

ボーナス以外に、妊休や育休などの働き方の選択で、給与も人によって様々です。

・40代年収

450〜550万円

30代と同様に、働き方やボーナスによって年収は異なります。

・50代年収

管理職であれば、700万円以上も見込めます。

キャリアの築き方によって年収は大きく変わります。

●1ヶ月の手取り

額面とは、会社から支払われる金額の合計のこと。

手取りとは、実際に受け取れる金額のこと。所得税や住民税、社会保険料などが引かれて、手元に残る金額のこと。

1ヶ月のフライトの多さや、長さ、ステイの回数によって変動しますが、

20代のうちは、大体25~30万円くらいです。

30代、40代になり、機内の責任者(チーフパーサー)になれば、手取りが40万円くらいになります。

●昇給について

平均給与や手取りを見て分かったと思いますが、客室乗務員のお給料は多くありません。

決して少ないわけではありませんが、昇給がしづらく、なかなかお給料は増えません。

年功序列のため、毎年お給料は増えているものの、わずかです。

管理職になるなど、客室乗務員のポジションから変わることでキャリアアップ、給料アップが見込めます。

●その他、待遇(福利厚生)

福利厚生は、かなり充実しています。

格安で飛行機に乗ることができるため、福利厚生の充実を理由に、会社を辞めたくないという人も大勢います。

その他に、JALやANAではベネフィット・ワンという福利厚生サービスを受けられます。

ベネフィット・ワンは、映画のチケットを安く購入できたり、宿泊施設の予約や様々なサービスを割引価格で利用できるものです。

また、JALには寮や社宅もあります。

旅行好きな人にとっては、航空会社で働くメリットは大きいです。

●副業はできる?

副業は、航空会社によって規定は様々ですが、JALとANAでは会社に認められた場合のみ、副業が可能となっています。

様々な規定はありますが、スキマ時間を活用してお金を増やすことは可能です。

●まとめ

GOOD
・客室乗務員の給料は、新人の頃は周りのOLよりは多い。
・福利厚生が充実しているため、給料の低さがカバーされている
・副業も可能なため、自分次第では生活水準もUPできる。
・会社の信頼性が高く、安定した収入が得られる。

BAD
・客室乗務員の仕事だけでは、高収入は見込めない。
・管理職レベルにならなければ、高収入は得られない。
・歴が長くなっても、収入は大幅に増えない。

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