【飛行機で子どもひとり旅】JALとANAのサポートについて現役CAが解説!

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この記事でこんなことが分かります!

・子どもだけでの飛行機利用の方法と条件
・JALとANAのサービスの両方を一度にチェック
・地上と機内で受けられるサービス
・本当に安全/安心なサービスなのか

今回は、国内線利用時に比較についてです。

まず初めに、JALとANAではお子様の一人旅の呼び方に違いがあります!

JAL:特になし(お子様だけでのご旅行)
ANA:ANAジュニアパイロット(お子様一人でご利用のお客様)

1. 利用条件

・年齢

●JALとANA共通

搭乗時に6〜7歳以上で、12歳以上の付き添い(同伴者)がいないお客様が対象です。

*3〜5歳のお子様は単独で搭乗いただけません。12歳以上の同伴者が必要です。

8〜11歳のお子様はサポートなしで、大人と同様にご利用可能ですが、サポートを受けることも可能です。

・申込書と同意書について

●JALとANAの違い!

JAL:申込書のみ必要
ANA:同意書と申込書が必要

■申込書の内容

・出発日と搭乗便
・お子様の名前
・お見送りの方の名前と連絡先
・お出迎えの方の名前と連絡先
・(JALのみ)お子様の情報:乗り物酔いがしやすいなど

■(ANAのみ)同意書

 以下HPより一部抜粋して紹介します
1 出発地、目的地で付き添い者を手配しているか
2 出迎人がいない場合、貴社に措置を任せ経費は私が負担する
3 到着後の保護監督について貴社は責任を負いません
4 係員または乗務員の指示を理解し、従い、身の回りの管理ができることを保証する

・送り迎えができない場合は?

保護者、身内で送り迎えができない場合、日本交通「キッズタクシー」の利用が可能です。

キッズタクシーはキッズ担当のタクシードライバーが出発ロビーまで案内、また到着ロビーでお出迎えしてくれ、自宅まで送迎してくれます。

申し込みは日本交通のHPから可能です。

JALとANAのどちらの航空会社でも利用できます。

2. 予約方法

●JALとANAの違い!

JAL:専用デスクで予約
ANA:電話またはWEBから予約

JALを利用する場合、お手伝いを希望されるお客さま専用デスク(赤ちゃん・小さなお子さま連れ、妊娠中やご高齢のお客さま、お子さまだけでのご旅行)に電話をして予約をすることが可能です。

ANAの場合、WEB上の予約メニューから「ANAジュニアパイロット登録」をすることで、ジュニアパイロットへの申し込み、予約が可能です。もしくは、ANAあんしんご予約デスクで予約可能です。

3. 出発時(チェックイン)〜

・チェックイン

●JALとANAの違い!

JAL:スペシャルアシスタンスカウンターで手続きを行う。
スマイルメッセージでお子様の健康状態などを客室乗務員に伝えることができる。
ANA:お手伝いが必要なお客様専用カウンターで手続きを行う。
ジュニアパイロット専用ホルダー(目印)が渡される。
メール登録をすれば出発・到着時刻を知ることができる。

お子様のひとり旅は通常のチェックインよりも時間を要するため、早めに空港へ行く必要があります。

また、チェックインは自動チェックインは使用できないため、各航空会社の専用カウンターでチェックインを行います。

羽田や成田、伊丹、千歳、福岡、沖縄などの大きい空港は専用カウンターの設置がありますが、ない場合は有人カウンターでチェックインを行います。

・搭乗口

JAL・ANA共に、保護者の方が搭乗口まで付き添います。
*付き添いの保護者は1名のみです。

搭乗口についた後、搭乗口係員にひとり旅(ジュニアパイロット)であることを伝えます。

お子様のひとり旅は、優先的に機内へ案内されます。
搭乗口通過後は、地上係員が飛行機まで案内し、機内では客室乗務員が座席まで案内します。

4. 機内サービス

機内では、客室乗務員からお手洗いの場所客や室乗務員を呼ぶボタンの説明などがあります。

また、到着後は地上係員がお出迎えの方まで案内するため、「客室乗務員と一緒に最後に降りる」という説明などがあります。

離陸後のサービスは通常のお客様と同様にお飲み物をお渡しします。

また、お子様向けのオリジナルグッズやおもちゃが用意されています。(数に限りがあります)

到着前には、お手洗いの案内などもあります。

*国内線は水筒に入れた飲み物の持ち込みも可能です

5. 到着時

飛行機を降りると、地上係員が到着ロビーの待ち合わせ場所まで案内してくれます。

出迎えの方は、各航空会社の決められた待ち合わせ場所(到着ロビー付近の待ち合わせ看板付近)でお子様を待ちます。

6. 利用時の注意点

*必ず見送りの方、お出迎えの方が必要です。保護者が送迎できない場合は、キッズタクシーの利用可能。

*8〜11歳のお子様はサポートなしでもご搭乗いただけますが、心配であればサポートを受けられます。

*自動チェックイン機は使用できないため、必ず専用カウンターまたは有人カウンターでのチェックインが必要です。

*チェックインには通常よりも時間がかかるため、早めに空港へ向かってください。

*(ANAのみ)ジュニアパイロット専用ホルダー(目印)が渡されるため、必ず首からホルダーを下げてください。

*携帯電話は搭乗前に電源OFFにしてください。

*困った時には各航空会社にお問合せください。

7. 現役CAからのメッセージ

これまでのフライトで、多くのお子様ひとり旅をサポートしてきました。

緊張している子もいれば、何度も飛行機に乗っているベテランのお子様もいます。

小学校の長期休み、夏休み、冬休み、連休は多くのお子様が一人で搭乗しています。

客室乗務員の私目線で考えると、かなり手厚いサービスのため新幹線に子供だけで乗せるより、とても安心です。機内に乗るまで、降りてからは、地上係員がずっと一緒です。機内では客室乗務員が常に気にかけています。

飛行機に乗るのも初めて、一人で乗るのも初めてでも安心してご利用いただけると思っています。

年齢的に必要がないけれど、一人で乗せるのが心配だったり、子どもが不安がっているという場合はチェックインの際に有人カウンターで地上係員に一声かけておくだけでも安心です!

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