航空会社の”アラインアンス”って何?世界一大きいスターアライアンスはどこ?

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この記事では、中学生にもわかるように航空会社のアライアンスについて説明します!

・アライアンスって何?

まずはじめに、アライアンス(alliance)とは?

Alliance(アライアンス)=同盟、連合

直訳すると「同盟」という意味です。
ビジネス用語で表すと、「業務提携」です。

ここからは、航空会社のアライアンスについて説明します。

航空会社のアライアンス、すなわち「航空連合」は同盟を組むことで、助け合っています。

コードシェアと呼ばれる飛行機の共同運行を行ったり、マイレージサービスの共有、アライアンス専用ラウンジの設立、また業務提携が行われています。

航空会社はアライアンスに加盟することで、同じアライアンスの航空会社と業務提携をし易くなります。

例えば、ケータリング(機内食)やカーゴ(貨物)の管理、整備士やグランドスタッフの派遣があります。

各航空会社は就航地に支店を持ってはいますが、機内食の工場を各地に作ることは難しいです。そのため、アライアンスに加盟している航空会社のケータリング会社に依頼することが多いです。

例えば、アメリカ発のJALとアメリカン航空(ワンワールド)は同じケータリング会社を使用しています。

その他、ANAとユナイテッド航空(スターアライアンス)はJoint Venture(共同事業)を行なっており、指定路線の運賃を同じ価格にしたり、マイレージを共有するサービスを開始しています。

このように航空会社はアライアンスに加盟することで、顧客だけでなく企業にとってもメリットをもたらしています。

・航空会社の3つのアライアンス

航空会社のアライアンスは以下の3つがあります。

●スターアライアンス(STAR ALLIANCE)

加盟一覧
エーゲ航空、エア・カナダ、中国国際航空、エアインディア、ニュージーランド航空、全日本空輸、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンセン航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAPポルトガル航空、タイ国際航空、ターキッシュエアラインズ、ユナイテッド航空

設立日時:1997年5月14日
加盟航空会社数:26社

世界で初めて設立されたのがスターアライアンスです。
日本では、ANAが在籍しており認知度も高いです。

また、世界最大の規模も特徴の一つです。

エア・カナダ、ユナイテッド、ルフトハンザ、スカンジナビア、タイ国際航空の5社によって設立されました。

●ワンワールド(ONE WORLD)

加盟一覧
アラスカ航空、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、日本航空、マレーシア航空、カンタス航空、カタール航空、ロイヤルエアモロッコ、ロイヤル・ヨルダン航空、スリランカ航空、フィジーエアウェイズ

設立日時:1999年2月1日
加盟航空会社数:14社

ワンワールドはスターアライアンスの次に設立されたアライアンスです。
日本ではJALが加盟しています。

アメリカン、ブリティッシュ・エアウェイズ、カナディアン航空、キャセイ、カンタスが中心となり、設立されました。

3つのうちで一番小規模のアライアンスですが、フラッグ・キャリアと呼ばれる国を代表する航空会社が多く在籍しており、品質の高さが特徴です。

●スカイチーム(SKY TEAM)

加盟一覧
アエロフロート・ロシア、アルゼンチン航空、アエロメヒコ、エア・ヨーロッパ、エールフランス、ITAエアウェイズ、チャイナエアライン、中国東方航空、チェコ航空、デルタ航空、ガルーダ・インドネシア航空、ケニア航空、KLMオランダ航空、大韓航空、ミドルイースト航空、サウジアラビア航空、タロム航空、ベトナム航空、廈門航空

設立日時:2000年6月22日
加盟航空会社数:19社

スカチームは後発のアライアンスですが、規模は2番目に大きいです。

デルタ航空、エールフランス、大韓航空、アエロメヒコにより設立されました。

世界最大規模の航空会社である、デルタ航空が加盟しており、ヨーロッパや東南アジアのネーとワークにも優れています。

日本の航空会社の加盟はありません。

・アライアンスに加盟してない航空会

世界の多くの航空会社がアライアンスに加盟する中、アライアンスに加盟しない有名航空会社もあります。

「エミレーツ航空」「エティハド航空」があります!

なぜ、アライアンス加盟でメリットがあるにも関わらず、加盟しないのでしょうか?

エミレーツ航空は、多くの航空会社や地上交通会社と独自の業務提携をしており、300箇所以上に及ぶ世界の都市へのアクセスを可能にしています。

例えば、カンタス航空、JAL、中国南方航空、ジェットスター、タイ国際航空などとパートナーシップ(提携)を結んでいます。

その他、ドイツ鉄道やスペインのRenfe、フランス国鉄、オーストリア連邦鉄道などとパートナーシップを結んでいます。

パートナーシップを結ぶことで、シームレスな旅行ができます。また、エミレーツ・スカイワーズという会員システムに加入することでJALの国内線を含むフライトでマイルを貯めることも可能です。

このように独自の提携やプログラムを持つことで、アライアンスに負けないネットワークを作っています。

今後もアライアンスでできるマイレージプログラムや、提携に期待したいです。

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