今回は、日本の大手航空会社2社の規模を比較します!
2社の客室乗務員を比較した人気の記事もあるのでぜひ読んでください。
・会社規模が大きいのはどっち?
ANAです!
四季報にも、日本最大の航空会社と書いてありました。今まではJALに追いつけ追い越せのANAでしたが、ANAが日本で最も大きい航空会社なのです。
実際に、従業員数や路線数など一つひとつを比べてもANAの規模がJALを上回っています。
格付けランキングでは世界的にも、JAL、ANAの両社が世界で上位です。以前は、海外ではANAが知られていないということもありましたが、ここ数年でANAの知名度も高くなったと感じます。
また、ANAが規模拡大した背景の一つには、アライアンスが大きく影響しています。ANAが加盟するスターアライアンスは、一番古いアライアンスで大きなアライアンスです。一方、JALの加盟するワンワールドは、3つのうち規模の一番小さいアライアンスです。
アライアンスに加盟することで、ネットワークが確保でき、航空会社にとって重要な役割を果たしています。
・社員数が多いのはどっち?
■JAL ー13,787人(2021年3月現在)
連結従業員数36,060人(2021年3月現在)
■ANAー15,078名(2021年3月31日現在)
連結従業員数46,580名(2021年3月31日現在)
従業員数(会社単体)と連結従業員数(グループ全体)を比較したところ、ANAの従業員数の方が多いです。
客室乗務員、運行乗務員もANAの方が多く、客室乗務員は1000人程多いです。
・平均年収が高いのはどっち?
<常勤社員(総合職)>
■JAL ー488万3千円
■ANAー563万7千円
総合職の平均年収は、ANAの方が高いです。この数字は、有価証券報告書を元にしており、JALの客室乗務員の平均年収は約377万円、運行乗務員は1,770万円です。現役CA目線で回答すると、航空会社のお給料は、高くありません(パイロット以外)。しかし、福利厚生は充実しているので満足できるのかもしれません。
客室乗務員に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
https://calogblog.com/2020/02/02/jal-ana-cabincrew-whichiisgood/
・平均年齢が高いのはどっち?
JALとANAでは、一般従業員と客室乗務員、運行乗務員の分け方が異なるため両方の比較をすることが難しいです。JALは一度破綻を経験しているため、破綻した時の多くの従業員がやめているため平均年齢が若いという場合があります。
・売上が多いのはどっち?
*新型コロナウイルスの影響により、JALとANAの両社の売上が大幅に落ち込みました。そのため、こちらのコーナーは随時更新といたします。
・資本金が多いのはどっち?
■JAL ー2732億円
■ANAー4676億円
両社の有価証券報告書を比較したところ、ANAの資本金の方が多いです。
・路線数が多いのはどっち?
■JAL ー国内線132路線
国際線60路線
■ANAー国内線141路線
国際線75路線
国内線、国際線共にANAの方が多いです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。https://calogblog.com/2022/04/06/jal_ana_flight/
・保有機材が多いのはどっち?
■JAL ー218機(2021年3月時点)
■ANAー293機(2021年4月時点)
ANAの方が路線数が多く、便数が多いということは保有機材も多くなるのは納得できます。保有機材が多いということは、その分の整備費用、人件費、空港使用料などの維持費が発生するため単に数が多ければいいというわけではありません。