LCCは安い!って聞くけど、安全性ってどうなの?と思っている方いませんか?
そんな不安に思っている方に一言!
日本のLCCはJALとANAグループの航空会社しかありません。
それなら安心!と思いませんか?
それでは早速、LCCについて詳しく説明していきます!
・LCCとは?
LCCとは・・・Low Cost Carrier(ローコストキャリア)
という呼ばれ方をしている航空会社で、日本では一般的に格安航空会社と言われることもあります。
ちなみに、JALやANAはFSC(Full Service Carrier:フルサービスキャリア)と呼ばれています。
・LCCの特徴
まず、LCCの特徴を簡単に説明!
・低価格の運賃を提供
・ノーフリル*が基本
・チケットの購入はインターネットが基本
・予約の変更、キャンセルができない
・使用料の安い空港を使う
・機材の種類が少ない
*ノーフリルとは、サービスがないこと
では、上記の特徴について詳しくみてみましょう。
LCCが低価格の運賃を提供できるのには、さまざまな工夫がされているためです。
一般的に、予約はインターネットが基本です。
インターネット予約に統一することで、人員削減ができます。また、トラブルがあった時でもメールでの問い合わせが基本です。そうすることで、電話窓口に常に人員を配置しなくても済みます。
予約の際、JALやANAと違うのは、運賃形態が少ないという点です。
最近ではJALやANAのマイル特典があるプランなど、少し選択肢が増えてきましたが、それでもFSCより選択肢は少ないです。選択肢を少なくすることで、購入ミスを減らすことができます。
また、この予約にもLCCならではの特徴があります。
それは、運賃の変更やキャンセルができないという点です。
もちろん、チケットによっては変更やキャンセルができるチケットもありますが、払い戻しができないチケットが基本で、変更可能なチケットでも手数料が発生する場合がほとんどです。
このように、LCCは資金確保を行なっています。
加えて、サービスも特徴的です。
基本的にLCCの飛行機では機内サービスは有料です。
飲み物を飲むにも機内で追加料金を支払わなければなりません。
飲み物以外にも、モニターで映画を見るのも有料です。
国際線LCCの場合は、アメニティや食事の付いたチケットを事前に選んでおくことができます。
しかし、事前に購入したもの以外を機内で注文するとなると、その都度購入しなければなりません。
また、機内の食事や飲み物は地上の値段と比べ高額です。
なんでそんなに高いの?と思われるかもしれませんが、その追加の飲み物や食事もLCCの収入源となっているからです。
サービスが少ないと、ギャレー(食事などの作業スペース)も縮小できます。その分座席を増やすことができ、より多くの人を運ぶことが可能になります。
サービス以外にも、使用機材や空港に特徴があります。
多くのLCCは一種類の機材のみを使用しています。例えばZIP AIR TOKYOではボーイング787、peachではエアバス320といったように、同じ型の飛行機で運行しています。
一つの機材に絞ることで、パイロットや客室乗務員、整備士の訓練期間を短縮できます。訓練をするだけでも多くの費用がかかるため、一つの機材に絞るだけでもコストカットができます。
また、空港は東京であればLCCは成田空港を使用しています。
羽田空港と比べ、成田空港の方が使用料が安いためです。
LCCの多くは、安い地方空港を利用してなるべくコストがかからないようにしています。
このような特徴があり、LCCは安い運賃で飛ばすことができています。
・日本のLCCについて
冒頭で、日本のLCCはJALとANAグループのみと言いました。
現在、日本にあるLCCは4社です。
・ジェットスター・ジャパン
・ピーチ・アビエーション
・スプリング・ジャパン
・ジップエア・トーキョウ
これら全てJALとANAグループの傘下にあります。
ジェットスター、スプリング・ジャパン、ジップエアは、JALグループ、ピーチはANAグループのLCCです。
そのため、訓練はJALやANAの訓練施設を使用しています。
また、企業間で出向などもあり、ノウハウを共有してグループ全体で利益を上げています。
さらに、最近ではLCCの利用でJALやANAのマイルを貯めることもできるようになりました。
・LCCの安全性について
先程も説明してきた通り、LCCの安さは無駄を省いているだけであって、安全性に問題は一切ありません。
しっかりと教育がされており、整備にも技術にも問題ないです。
さらに、日本においてはJALとANAのグループということもあり安心です。
・LCCのメリットデメリット
LCCのメリットは、何と言っても値段の安さです!
例えば、沖縄ー成田は片道5000円以下です。
手軽に旅行に行くことができます!
チケットを安くできた代わりに、豪華なホテルに泊まって現地でお金をたくさん使うという選択ができます。
その一方で、デメリットもあります。
基本的に地方空港を使用するため、路線が限られています。
また、空港までの距離が遠い場合もあります。東京近郊に住んでいる人であれば、成田空港に行くより羽田空港の方が近いということが考えられます。
また、FSCと比べて座席が狭いです。そのため、少し窮屈に感じてしまうこともあります。
そのほかに、欠航や遅延の問い合わせがメールでしか繋がらないというような不便なこともあります。
・Q&A
ここでは、LCCに関する疑問について一問一答で答えます!
Q1 LCCは安全?
A 安全です!
Q2 LCCのサービスは悪い?
A 人によって感じ方は異なりますが、LCCのコンセプトを理解していればサービスには納得できます。
Q3 LCCのCAになるには?
A 各航空会社の採用情報をチェック!
Q4 LCCの食事は美味しい?
A 美味しい!
Q5 LCCの乗り心地は?
A クラスによっては座席の狭さを感じることもしばしば・・・
Q6 どんな人がLCCを利用してる?
A 旅行目的の利用者が多い
Q7 LCCとFSCの違いは?
A 戦略、コンセプト、ターゲット層が違う
Q8 LCCでマイルは貯まる?
A 航空会社によって異なるが、JALやANAのマイルを貯めることができる場合もある
Q9 LCCとFSCのCAになれるならどっちがいい?
A 路線数が多くて、お給料の良い方(個人の意見です)
Q10 LCCの利用者は増えてる?
A 増えています(コロナを除いて)
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