空港でマタニティマークをもらうには?妊娠中の飛行機旅行で気をつけること 

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旅行

いつもCAのログブログを読んで下さり、ありがとうございます。
記事を書いているのは、日系航空会社の客室乗務員です。

この記事でこんなことが分かります!

・各航空会社でもらえるオリジナルマタニティマークについて
・どうやったら、航空会社のマタニティマークがもらえるのか
・妊娠中に飛行機に乗る際の注意点について

・どこの航空会社でマタニティマークはもらえる?

現在は、JAL、ANA、ソラシドエア、エアドゥの4社でマタニティマークをもらうことができます。
詳しくは以下で説明します。

●JAL


JALでは毎月抽選で50名の方にマタニティマーク・タグをプレゼントしています。

申し込み時にJMB FLY ONステイタス(JALマイレージクラブ会員)を持っている方が対象で、どなたでも申し込みができます。ただし、当選は一度までなので2人目を妊娠したからと言っても2回目はもらうことができません。

●ANA

ANAでは、空港カウンターで妊娠中の方がマタニティマークタグをもらうことができます。

●ソラシドエア

ソラシドエアでは、空港カウンターまたは機内で妊娠中の方がマタニティマークキーホルダーをもらうことができます。

●エアドゥ

エアドゥでは、空港カウンターでマタニティタグをもらうことができます。ただし、数に限りがあります。

・JALは抽選、エアドゥは個数制限があるので、注意が必要です!

・妊娠中に飛行機に乗る際の注意事項!

いつも飛行機に乗っていても、妊娠中はいつもと違って不安になることもあると思います。

航空会社にはいくつもの決まりがあるので、妊娠中の方が予約する際には少し注意が必要です。

・非常口座席を予約指定しない。

・出生予定日より28日以内に搭乗する場合は、医師の診断書が必要。

・出産予定日7日前までに搭乗する場合は、医師の同行が必要。

非常口座席は足元が広いので、妊婦さんが楽だからという理由で予約される場合がありますが、緊急時に脱出の援助をしていただける方に同意の上で着席していただいているため、妊娠中の方は着席できません。

また、「妊娠中でも援助はできる!」と仰られるお客さまもいますが、客室乗務員が援助を依頼できないと判断した場合は妊婦さんだからという理由ではなく、非常口に着席していただけません。

飛行機は安全の上で飛行しているので、緊急脱出となることはまずありませんが、もしものことを考えて、妊娠中は非常口座席以外の座席を予約しましょう!

出産予定日を28日以内に控えている方は、搭乗の7日以内に発行された「お客さまが航空旅行を行われるにあたり、健康上支障がない」という旨、医師が明記した診断書が必要です。診断書の様式に指定はありません。

出産予定日7日以内に搭乗される場合は、医師の診断書の提出と医師の同行が必要になります。

・飛行機に乗るときには申告するべき?

妊娠中に飛行機に乗るときに、チェックインカウンターや機内で「妊婦です」と申告するべきなのか迷うことがあると思います。

飛行機に乗り慣れていない方やお腹が大きくて大変、不安だと感じる方は、チェックインカウンターにいる地上係員や飛行機の中で客室乗務員に「妊娠中で不安です」と申し出るといいと思います。

地上では座席指定の配慮や、優先搭乗などのサービスがあり、機内でも座席までの案内やシートベルトの安全な着用方法などの案内があるので、遠慮なく申し出ることをおすすめします。

特に、小さなお子様を連れた妊婦さんや、荷物が多い場合、お腹が大きくて歩くのが大変、という場合には優先搭乗や係員に手伝ってもらうといいと思います。空港には電動カートもあるので近くの地上係員に尋ねるといいです。

機内では、手荷物の収納のお手伝いなどをしてもらうことが可能です。

機内では小さなお子様を対象におもちゃなどを用意しており、妊娠中の方にもお渡ししています。妊娠中だと客室乗務員が気が付かないこともあるので、申告しておくといいかもしれません。

但し、おもちゃはあくまでも小さなお子様向けなので、もしも貰えなかった時には客室乗務員に「おもちゃ貰えませんか?」とお尋ね下さい。快く持って来てもらえると思います!

・客室乗務員目線のアドバイス!

妊娠中に飛行機に乗る際は、搭乗口(ドア)とお手洗いに近い前方の座席を予約することをおすすめします。

理由は、後ろまで歩くのが大変!
通路も狭いので搭乗口(ドア)から近い方が楽です。

小さい飛行機の場合は前と後ろにお手洗いがあるので、お手洗いにもすぐに行くことができます。
大きい飛行機(B777, B787)の場合は、搭乗口が2箇所あり、お手洗いも中央にあるのであまり気にする必要はありませんが、一本通路の飛行機の場合には前方を予約するといいと思います。

小さいお子様を連れて乗る場合は、後方の座席を予約させる方が多いです。
伊丹や福岡などのビジネスマンが多い路線では、前よりにビジネスマンが多いのでお子様が騒いだ時に、少し広いギャレーに出られるように後方を予約される方が多いです。

小さなお子様が前に乗ってはいけないというルールはないので、自身にとって都合のいい席を予約するといいと思います。予約した座席の変更も空席の状況次第で変更可能なので、困った時には電話やチェックインカウンターで相談をするといいです。

現在は新型コロナウイルス感染防止のため、国内線ではブランケット、毛布の貸し出しを休止している航空会社がほとんどです。

機内の温度は一定に保たれていますが、肌寒いと感じる場合もあります。
機内の温度が気になる方はブランケットや上着などを用意しておくといいです。

以上、航空会社のマタニティマークと妊娠中の搭乗に関してでした!

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