客室乗務員に新卒で入社するのと、既卒で入社するのではどんな違いがあるのかと言うと、
訓練や昇進に違いは全くありません!
日系の場合、完全な年功序列、入社順で決まります。
5年後に専任(チーフパーサー)の試験や訓練を控えているとすれば、全員が入社5年後にその道に進みます。
既卒で入ったからステップアップが早くなる、新卒だからゆっくり、ということはありません。
もちろん、休職をしていたりすると変わりますが基本的には入社した順で決まっています。
日系の小型機を飛ばしている航空会社では、入社2年で専任客室乗務員(チーフパーサー)の資格を取得する会社もあります。
そういった環境で専任よりも年上の後輩がクルーにいるということも、日常的にあります。
このような状況は、独立系の航空会社だけではなく大手航空会社、外資系航空会社でも変わりません。
JALで3年間客室乗務員をしていて、ANAのCAに転職をしても一からのスタートとなります。
もう一度、客室乗務員の訓練を受けます。
特に客室乗務員として働く人は既卒入社の人も多いので、年齢を気にする必要はありません。
既卒で入社しても、就労経験がない人もいればベテランCAもいます。
入社してすぐは、年下の先輩にタメ口で業務を頼まれてイライラすることもあるかもしれませんが、2年目にはたくさんの後輩が入社して、いつの間にか自分も先輩になっています。
客室乗務員の仕事は、管理職や教官にならない限り人事異動などは発生しません。
しかも、毎回違うクルーとフライトするので、新卒か既卒かなんて関係ありません。
私の個人的意見は、既卒で入社して結婚、子育てをしながらゆっくりキャリアを上げて行くのもいいなと思います。
2021年入社の新卒採用はコロナウイルスの影響で、どうなるか分からない状況なので来年既卒で受けようと気合を入れるのもいいですが、2・3年後に航空需要が戻った頃に挑戦するのもいいと思います!