娘・息子がキャビンアテンダントになりたいと相談をしてきた時、正直親としてどうすれば良いのか分からないと思います。
私も友人から「将来CAになりたいと言っている知り合いがいるんだけど、どんなことすればいいと思う?」と、高校生とその子の母親から相談を受けたことがあります。
父親が重役で、コネを持っているということがない限り、就職活動で親ができることは限られていると思います。
そこで、「お金をかけずに娘・息子の客室乗務員になりたいという夢をサポートする方法」をご紹介します。
1. 選択肢を増やしてあげる
客室乗務員や航空業界を目指す人の中には、何がなんでも客室乗務員になりたいと思ってしまい、それ以外の職業に興味が全く持てなくなってしまう人がいます。
もっと大人になれば自身の考えが間違っていたことに気づくのですが、夢中になっている時には否定的な意見や、自分のモチベーションが下がるようなことは聞きたくないと思ってしまうことがあります。
しかし、就活が始まってから気づくのでは遅いのです。
「客室乗務員になりたいかも」と言われた時に、客室乗務員についてはもちろん、他の業界や職業についても一緒に考えるといいです。
2020年までの客室乗務員の採用は比較的多く、外資系企業を含めコンスタントに採用が行われていました。
しかし、新型コロナウイルスの影響により以前のような大量採用が行われる見込みがなくなってしまいました。
以前より採用数が減っている中での就職活動が予想できるので、客室乗務員だけを目指すのではなく、他にも興味のあることを聞いてみたり、世の中にはいろんな仕事があるということを教えてあげるといいです。
私自身は、客室乗務員を目指してまっすぐ努力をしてきた人間ですが、機内ので出会ったお客さまの中には、羨ましく思うような仕事をされている方もいます。
客室乗務員になったという今の選択に間違いがあったとは思いませんが、学生の時にもっと色々な仕事に関心を持てていれば、もっと選択肢が広がったのかもしれないと思うこともあります。
娘・息子よりも多くの情報を知っている親だからこそ、アドバイスできることがあると思います!
2. 有益な情報を一緒に探す
世の中にはたくさんの情報が溢れていて、昔と比べて幼い頃からネットでたくさんの情報を手に入れられる便利な時代になりましたが、間違った情報もたくさんあります。
誤った情報に惑わされないように、自分の子どもが情報収集に困っていたら手助けしてあげるといいです。
私の場合、両親は航空関係者ではないので航空業界のことは全く知りませんでした。飛行機を使って旅行をしたことがある、その程度です。
「危ないんじゃないの?」「CAは大変って聞くよ?」私がCAになりたいと言った時には誰もが言いそうな返事が返ってきました。
それから、母親はCAの業務が気になったのか色々なことを調べては私に、「〇〇らしいよ」といろんなことを教えてくれるようになりました。
基本的には私自身で色々な情報を集めてきましたが、新聞に航空会社の記事があるといつも教えてくれます。これは今でも変わらずです。
実は、小さな記事でも新聞に載っている航空会社のことが就活で役に立ったりしました。
親の協力、応援があって就活を頑張れたと思います。
娘・息子が困っているけど、手助けしていいのか迷っている、何をすればいいのか分からない時は、一緒に興味のある業界について理解を深めることが一番です。
学生の考える視点と、親が考える視点は違いますが、それがマイナスになることは絶対にありません。
私の母親は、客室乗務員に関する本を読んで私に勧めてきたりと理解を深めてくれました!
3. 否定をしない
絶対に良くないのは、否定をすることです。
私は、客室乗務員になりたいと言った時両親ではありませんが高校の先生に「客室乗務員なんて絶対にやめた方がいい。もっといい仕事があるわよ!」と完全に否定をされました。
当時は私が業務内容についてよく理解できていなかったということもありますが、どうして否定されるのか理解できませんでした。昔と比べてお給料は良くない。おじさんに変なことを言われたり、ボディタッチをされるのよ。そんなことを言われました。
今思うと、先生も客室乗務員の仕事を理解しないで否定していたんだと思います。
実状を知らず、否定するのはよくありません。どんな人にも向き不向きがあるので、ある人にとっては最悪の仕事かもしれませんが、ある人にとっては天職かもしれません。
単なる想像で否定をせず、子どもの性格や業界、業務を理解した上で話をするといいです。
確実に客室乗務員になれるかどうかなんて誰も分からないので、採用をされてからなるかならないか決めるのも遅くないです。
挑戦を諦めさせるような言動は控えて、見守るのが一番です。
まとめ
自分の将来を決めるのは、自分自身です。子どもの将来は、子ども自身が作り出すものですが、親が手出しをしてはいけないというルールはないと思います。
私は、両親の応援が支えになり客室乗務員になれました。
適度な距離感で、理解を深める。これが一番です!
親はは子ども自身と就きたい職について理解を深め、子どもは両親の心配する気持ちを理解する。
努力するのは自分自身なので、努力なしでは競争率の高い仕事に就くことは厳しいです。もしも、娘・息子が努力をしなくなったのであればその時点で客室乗務員になる夢は諦めたと思った方がいいかもしれません。
上記では、お金をかけずにできることを紹介しましたが、お金をかけるとすれば、エアラインスクールが考えられると思います。
エアラインスクールに行くことは客室乗務員になるために、マストで必要なものではありません。
行くことで、自己表現力は確実に伸びると思いますが、客室乗務員になれる保証はありません。
エアラインスクールに行くのであれば、スクール選びは慎重に行う方がいいです。
子どもがアルバイトでスクール費を出すと言っても、一緒に選ぶ方がいいです。
もしも心配であれば、契約時に子どもに付いて行くといいです。親子で一緒に見学をできるスクールもあります。
まずは今できることを考え、客室乗務員になることだけを目標にするのではなく、幅広い視野で物事を考えられるようにサポートするといいです!
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