2020年5月4日に米国旅行協会は将来を見据えて、旅行に際して新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐために、医療の専門家と新たなガイダンスを作成しました。
米国旅行協会のCEO兼社長であるRoger Dowは、「我々は、コロナウイルス感染リスク削減のために非常に高い基準のガイドラインを設け、これらが旅行に関する全ての段階で一貫して実施されることを政治家や市民に理解をしてもらいたい。また、以前のように旅行ができるようになるには、旅行者が出発から帰国まで安全であると確信できるような対策が必要である」と述べています。
コロナウイルスに不安を感じる旅行者に安心して旅行をしてもらえるように、NPO団体が旅行業界や航空業界へ呼びかけをしています。
米国旅行協会は、旅行会社の従業員に対して、手指衛生の実践を強化するとともに、スタッフと顧客の接触を減らし、距離を保つことができるように壁を設置するなどの予防策を講じることを推奨しています。
ホテル業界へは清掃の際に手指消毒ができる場所を作り、コロナウイルス拡散を防ぐように呼びかけています。
マリオットや、Airbnbなどの企業ではすでに、感染予防の対策がされており、部屋の消毒や24時間の換気を行えるように方針が変更されています。
さらに、シンガポールでは「SG clean 」という公衆衛生の基準を定めたルールを国が設け、ホテルや人が多く集まる場所に「SG clean」のステッカーが貼られ、旅行者や市民に安心を提供しています。