客室乗務員が大変だと思うこと5つ

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客室乗務員

昔も今も変わらず、客室乗務員は華やかな仕事だと思われていることが多いです。

ネットで華やかな仕事と検索をすると、CAの他に看護師、保育士、エステティシャンなどの職業がヒットしました。どの仕事にも共通して言えることは、聞こえは華やかでも業務は楽ではないということです。

もちろん、大変なだけというわけではなく、やりがいや楽しさ、自身の成長もある仕事です。

憧れている時はいいところばかりが目に入ってきますが、いいところだけではなく大変なこと、辛いことも知っておくと実際に働きだしてギャップに苦しむことが少ないはずです。

今回は、華やかと言われる客室業務員の大変だと思うことを5つ紹介します!

1, 急なスケジュール変更

客室乗務員のスケジュールは、1ヶ月毎で決まっています。スケジュール通りにフライトをすることがほとんどですが、スケジュールが変更になることもあります。

数週間後のフライトが変更になることもあれば、明日のフライトが変わることもあります。

また、稀ではありますがフライト中に次の便がキャンセル(欠航)になることもあります。

そのため、仕事の後に飲み会やデートの予定を入れていたけれど、行けなくなってしまったり遅れてしまったりすることがあります。

国際線の乗務をしてステイ中に会社から連絡があり、帰りに使用する飛行機が大幅に遅延をしているので、もう一泊ステイして下さい、と言われたこともあります。

次の日は休暇だったので、予定も入っていましたが予定通りには行かなくなってしまいました。

大雪や台風、コロナウイルスで欠航が相次いでいる時にはスケジュール変更も多発します。

2, 100キロ以上の重たいカートを1人で動かす

飛行機に乗っている時に重たそうなカートを押すCAの姿をみたことがある方も多いと思います。

お客さまのお食事やお飲み物が入ったカートは、想像以上に重たいです。

100キロを超えています!

初めて国際線に乗って、カートを押した時に1人では動かせませんでした。今ではコツも掴んで、安定して細い通路でも問題なく動かすことができます。

しかし、機内は揺れることもあるので、カートを1人で持っていると危険を感じることもよくあります。

突然子どもが通路に出てきたり、寝ている人の足や頭が出てきたりとヒヤヒヤすることがあります。

とっても重たいカートでも、飛行機が大きく揺れると倒れたり浮き上がってしまうので、とても危険です。カートを動かすだけでも、このような様々な視点で考えて行動しています。

「ビーフorチキン?」と言っているイメージがあるかもしれませんが、その裏にはこんな苦労があります。

3, 理不尽なクレーム

接客業であれば理不尽なクレームも仕方ないと言わざる終えないのかもしれません。

客室乗務員は航空会社で働く社員の中で、一番長くお客さまと接します。

お客さまが地上に降りれば、グランドスタッフがお客さまの対応をしますが、機内での対応は客室乗務員が行います。

どのような理不尽なクレームがあるかと言うと、客室乗務員の業務ではないことに関するクレームが多いです。

例えば、「ログ帳を書いてくれなかった」「自分の上の物入れがいっぱいで、入れられない」「ハネムーンのお祝いをしてくれなかった」など、色々あります。

客室乗務員個人が、おもてなしとしてお客さまに喜んでいただくために、ログ帳を書いていたり、記念日のお祝いをすることはありますが、あくまでも業務に時間の余裕があった時のサービスです。それに対して、私はしてもらえなかったと怒鳴られることもあります。

また、座席上の物入れは個人ロッカーのような物入れではなく、お客さまが共有して使用するもので、お客さまご自身で荷物を入れていただくようになっています。

お年寄りの方など、お手伝いが必要な方の場合には客室乗務員が手伝いますが、元気な方が荷物が入らない。重たいから。と言う理由でCAの目の前に荷物を置いて席に座ってしまうこともよくあります。

それに加えて、入れる場所や向きなどでクレームにもなってしまうこともあるので、大変だと感じることは多いです。

4, 体への負担が大きい

何度かこのブログでも書いたことがありますが、客室乗務員の仕事は体への負担がかなり大きいです。

早朝や深夜の勤務、時差などもありますがそれ以上に機内の業務は、体への負担があります。

重たいカートを1人で動かして腰を悪くしたり、お客さまの荷物の上げ下ろしで腕を捻ったり指を怪我したという人もいます。

また、着陸の強い衝撃が原因で腰痛持ちになってしまった方もいます。

客室乗務員は懐妊が分かると、乗務できません。それくらい負担のかかる激しい仕事と言えます。

5, 人間関係

人間関係に関しては、どんな職業でも悩むことがある部分かもしれません。

同様に、客室乗務員でも悩んでいる人が多くいます。

厳しい上司や、後輩が嫌いな人、マウントをする同期、本当に色々な人がいます。

何千人も働いているので仕方がないのかもしれません。
(嫌な人にフォーカスしていますが、優しくて面白い人の割合の方が大きいです)

怖い上司と一緒のフライトになると心が折れてしまいそうになる時があります。

気持ちの切り替えができなかったり、落ち込みやすい性格の人にとっては、とてもしんどいのかもしれません。

まとめ

客室乗務員の大変だと感じる5つのことを紹介しました。

お客さまの感じる客室乗務員のイメージと、実際の仕事は異なることの方が多いかもしれません。

大変なことを紹介しましたが、大変なこと以上に学ぶことや楽しみもあります。

実際に定年まで働く方、管理職として働く女性も多いです。

辛いこともありますが、魅力的な職業には変わりないと思います。

CAになってよかったと思ったことに関する記事もあるので、是非ご覧下さい!

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