航空業界への就職を目標にしている人の中には、「もしも新卒で入社することができなかったら、就活浪人になろうかな」と考える人も少なくありません。
しかし、就活浪人になって将来いいことがあるのでしょうか?
就活浪人になったら、次の年に確実に行きたい会社に就職できる保証がありますか?
そんな保証はどこにもありません!
もしかすると、来年は新卒の採用がなくなっているということも、考えられますよね。
(航空業界の場合は、テロなど起きない限りは新卒採用があるでしょう。)
そんな状況で、就活浪人をするのは絶対におすすめしません。
もちろん100%上手くいかないとも言えません。
実際にJALの客室乗務員になりたくて就活浪人をした後輩がいました。
その後輩はJALの客室乗務員を第一志望に考えていて、他の航空会社も受けましたが面接で落とされたりと、全敗しました。
どうしても夢を諦めきれず、就活浪人したというわけです。
その結果、JALグループの客室乗務員になることができました。
目標達成とまではいきませんでしたが、近づけたことは事実です。
昨年からの努力が実ったと言えるでしょう。
しかし、新卒で客室乗務員、パイロットになる必要があったのでしょうか?
客室乗務員に限らず、パイロット、総合職、グランドスタッフ、整備士も同じです。
既卒での募集もほとんど定期的に行われていますし、もっと視野を広げてみれば外資系の航空会社の募集も1年の間に4社以上は毎年ありますよね。
既卒受験ではなく就活浪人を考える理由には、社会人は忙しすぎるからという理由もあるかもしれません。
就職先によっては、有給の希望が通り難かったり、忙しすぎるから既卒受験を考える暇なんてない!ということもあるかもしれません。
しかし、その就職先を選んだのも自分です。
既卒受験をするのか、就活浪人になるのかという選択肢が頭に浮かんだ時に、既卒受験のしやすい会社に就職するという選択をすれば良いのではないでしょうか?
今までは、目先のいきたい会社を中心に就職先を選んでいたと思います。
その思考をやめて、既卒でエアラインを受験できる会社に就職することを目指しましょう。
土日休み、有給休暇が取得しやすい、語学力が伸びる、コミュニケーションスキルを向上できる、などの次の既卒受験に向けたことを考えるといいです。
エアライン受験はどんな業界からも可能です。
IT系のエンジニアの人もいれば、看護師、ファッション関係など、前職はさまざまです。
既卒受験を目標に就職先を選ぶのであれば、休みが取りやすく、働きやすい環境を選ぶべきです。
社会人になってもやる気次第で、英語のスキルアップも可能です。
社会人でTOEICを200点以上伸ばした方も、大勢います。
就活浪人になって、TOEICを200点上げたと聞くよりも、社会人になってTOEICを200点上げたと聞いた方がイメージいいですよね。
実際に、面接官の就活浪人に対するイメージは良いものではありません。
就活浪人をした学生も、就活の為の浪人ではなく、留学する為などと言う方が多いようです。
やはり、航空業界を目指すために就活浪人になるのはおすすめできません!
航空業界が絶対にあなたにピッタリの就職先かどうかなんて、分かりません。
就職のためだけに大学に費用を払うより、お金を稼ぎながら努力する方が絶対にメリットは大きいです。
ここからは余談ですが、
「就活浪人ではなく、留学やインターンシップに行くのはどう思いますか?」と似たような質問を受けたことがあります。
大学を卒業してすぐに、アメリカへ一年半ほど留学をして、既卒受験をして客室乗務員になった先輩がいますが、周りの受験者は、他業種や経験者、社会人の方ばかりだったと言っていました。
既卒受験となると、前職での経験を中心に聞かれるため、就業経験者の方が優位なのかもしれません。
私の個人の意見としては、留学やインターンに行くことは自分自身を成長させてくれ、文化や価値観の違いを体験できる良い機会だと思いますが、大学の延長で留学、インターンシップに行ってしまうとただのお遊びで終わることの方が多いので、あまりおすすめはできないです。
一度就職をしてから留学をしても遅くないです。より自分のしたいことや学びたいことがはっきりとするため、留学生活にもメリハリがあって大学の延長線で留学をしている人よりも、ずっと語学力も知識も身につきます。
絶対に大学を卒業してすぐに、留学へ行くなと言っているわけではありません。
あくまで、社会経験をすることをおすすめしているだけです。
私も、昔から飛行機が大好きで客室乗務員を目指していたため、就活浪人になろうとする気持ちも分かります。しかし、就活浪人をすすめる人はほとんどいません。
自分自身の成長のためにも、新しいことに取り組むべきです。
就職活動に悩んで落ち込むこともあると思いますが、立ち止まっていては前に進むことはできません。
目標が明確なのであれば、それに一歩でも近く努力を最優先でするべきです!
本日も最後まで読んで下さりありがとうございます!
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