航空業界を目指す学生から度々聞かれるSPIについて、お伝えします。
日本の航空会社大手2社、JALとANAではWEBテスト=SPIを受ける必要があります。
・航空業界でSPIは重要視されているのか
SPIでの能力が見られているか、見られていないかで言えば見られています。
ただし受ける職種によっても変わってきます。
SPIの点数(偏差値)が一番求められているのは総合職です。
次にパイロットです。
グランドスタッフ・客室乗務員には、高いSPI偏差値は求められていません。
以前は、求められていませんでしたが、最近の傾向では客室乗務員やグランドスタッフにも平均以上のSPIが求められているようです!
・総合職・パイロットに求められるSPI
航空会社の総合職・パイロットは毎年人気な就職先です。
高い倍率を勝ち抜くにはSPIでも結果を出すしかありません。
航空会社の総合職に受かるには学歴も必要と思われている方も多くいると思いますが、
学歴よりも個人の能力が重視されています。
全体的に見ても、高学歴と言われる大学を卒業している人が多いですが、有名ではない大学の出身者も多くいます。
もしも、自分の出身大学を気にしているのであればそれをカバーするくらいのSPI偏差値を出しましょう。
内定をもらうためには、SPIにも力をいれるべきです。
できる限り、ハイスコアを目指すべきです。
パイロットに関しては、SPI偏差値の高さよりも、英語力や適正の方が求められますが、それでもSPIは重要です。
なぜ、重要かというと面接とパイロットの適性検査の前にある程度の人数に絞らなければならないためです。
SPIの言語・非言語に関しては7〜8割くらいを目指すといいでしょう。
パイロットに関しては、言語・非言語も重要ですが性格診断もよく見られていると思います。
性格診断が重要だからと言って、偽った回答をするのはよくないです。
面接で見抜かれてしまいます・・・
パイロットの採用は5次選考まであり、とっても長く、会社もたくさんお金をかけて行っています。そのため、書類審査の段階で多くが足切りされます。
足切りされないためには、SPIが必要になるので8割くらいを目指して頑張りましょう。
・グランドスタッフ・客室乗務員に求められるSPI
グランドスタッフ・客室乗務員に求められるSPIは総合職ほど高くありません。
多くの場合、SPI偏差値よりも、エントリーシート(ES)・動画審査・面接の方が重要視されています。
SPIは一般常識を理解しているか、高校・大学までの学習がしっかりできているか、くらいで見られています。
しかし、近年は人気職種+コロナで採用がストップしていたということもあり、足切りのためにSPIも重要視されることでしょう!
言語・非言語・性格のテストですが、言語・非言語と同様に重視されているのが性格診断です。
性格診断を偽る必要はありませんが、チーム力がないなどと判断されてしまっては落とされてしまうかもしれません。
もちろん、怪しい回答も落とされる原因になります。
自分のなりたい人、自分がグランドスタッフやCAになったらと想像して性格診断をすればいいと思います。
SPIが平均レベルまで達成したら、後は企業研究や面接に時間を使うべきです。
・SPIの点を上げるには?
SPIの点をあげる方法は、簡単です。
コツコツ勉強すればいいだけです。
苦手な分野を中心に1日30分くらい学習すれば絶対に上がります。
私も、英語以外の勉強は不得意で、しかも高校の2年分くらいを日本で学べていないので、一般以下なのでは?と思うレベルです。
しかし、毎日勉強したおかげか、1次審査で落とされることはまずありませんでした。
一番のポイントは、
受験回数を増やすことです。
TOEICと同じで、場所や形式になれることで点数も上がります。
企業が異なっても問題は似ているので、SPIが受けられる企業を探してエントリーしてみることをおすすめします。
実際に私も練習のつもりで、早く選考を行っている数社のSPIを受けてから航空業界のSPIを受けました。
また、使い回しも可能なので、点数は分かりませんが、自己判断で良かったと思ったものは別の企業でも使っていました。
使い回してはいけないという決まりもないです。
性格診断に関しては、応募する企業に合わせて少しだけ変えていました。
状況によって感情も変わるので、それくらい軽い気持ちで考えて大丈夫です。
私は、2冊のSPI公式問題集を購入して苦手な部分を中心に勉強していました。
Amazonで購入できるおすすめの本をいくつか載せ流ので、気になった方はご覧下さい。