日系の客室乗務員の場合、新卒で入社した人が多いですが、既卒で入った方も多く働いています。
外資系の場合は、新卒も既卒も同じタイミングで同じ会場で採用があることが多く、既卒の方が多いです。
学生の頃からCAに憧れていたけれど、ご縁がなく既卒で入社をした方もいれば、新卒で別の会社で働いていたけれど、旅行が好きで客室乗務員になったという人もいます。
客室乗務員になりたいけれど、今の仕事からでもなれるのかという不安を抱えている人もいると思います。
募集要項に見合えば、誰でも客室乗務員の採用試験を受ける事が可能です。
客室乗務員は専門職であり、国家資格はないので会社によってルールにも違う部分があります。
前職が客室乗務員だとしても、新しい会社で初めから訓練を受けなければなりません。
入社した全員が一からのスタートなので、前職を気にする事は全くありません。
採用する上で重要視している事は、「人柄・職務を理解しているか・長く働いてくれるか」これら3つです。
そのため、準備はできる限り念入りにした方がいいです。
大学を卒業してから、1年も経たずに客室乗務員に転職した人もいれば3年ほどかかった方もいます。
こればかりは面接官との相性としか言えませんが、1回受けてダメだったからといって諦めるのはもったいないです。既卒採用のチャンスは航空会社を選ばなければたくさんあります。
日系・外資を問わず、募集の出た航空会社を受けてみることをおすすめします。
とは言っても、社会人の場合は急に休みを取ることが難しいと思います。また、転職活動をしていることを周りの人は良く思うはずがありません。
絶対に信頼できる同期や上司にだけ相談するといいです。
私の友人で、既卒受験に成功した人は、仕事がシフト制だったため、同期にシフトを変更してもらいながら転職活動をしていました。
また別の友人は、土日休みで、採用試験も土日を選んだり面接の日程を受けている会社に相談をして調節をしてもらっていました。
どうしても欲しい人材であれば、採用する会社側も多少は融通を聞かせてくれます。本当にどうしようもなくなった時にはダメ元で相談をしてみるといいかもしれません。
どんな職業からも、客室乗務員になる事ができると言いましたが、一例として、前職を紹介したいと思います。
看護師・保育士・アパレル・グランドスタッフ・ビューティーアドバイザー・ホテルマンなど
これらのサービス業からの転職者は多いです。
コミュニケーションという共通点が強みだと思います。
また、対応力なども挙げられます。
他には、銀行員・IT系・営業職・総合職など 出身の人も多くいます。
強みとして考えられるのは、判断力や行動力、マネジメント力などが挙げられると思います。
客室乗務員の仕事は、サービスだけではないので、職務をしっかりと理解して、自分の強みや社会人になって培ったものをアピールできるようにするといいと思います。