客室乗務員になりたくて、企業研究や面接練習をしているけれど実際に飛行機に乗る機会も少なく、客室乗務員の仕事をあまり見たことない人、多いと思います。
私も学生の時はそうでした!ただ、ただCAになりたい!それだけでした。
でも、実際に客室乗務員の仕事を知った上で就活をするのとしないのでは大きく差が出ます。
私は幸いにも飛行機に乗る機会が少ないにも関わらず、現役の客室乗務員の方とお話しする機会が何度かあったので、その時に沢山質問をしていました。
「自分だったら、どんなCAになりたいか」「お客さまにどんなおもてなしがしたいか」「日本らしいサービスって何があるのか」
これらを考えるのに、客室乗務員の仕事を知らずには答えられませんよね?
そこで、今日は
<客室乗務員がサービス中に気をつけていること>
をご紹介します!
一回のフライトが11時間を超えることもあれば、1時間以下の時もあります。
違う路線でも、常に会社のブランドイメージ通りのサービスを体感して頂けるように、工夫をしています。
国内線では優しく、スムーズなサービスをしてくれたのに国際線では忙しそうで何も頼めなかった。とお客さまに思われては困りますよね。
また、日本人のお客さまには丁寧だったのに、隣の外国人のお客さまには何も食事の紹介をしていなかった。と言葉の壁による差ができないように心掛けてもいます。
国際線のエコノミークラスでは、食事の入ったカートを引いてサービスする事がほとんどです。
その為、左右の通路で早い遅いなどの差が出来てしまう事もあります。
仕方のない事ではありますが、それがクレームになってしまうということもあります。
日系の航空会社では、お手洗いもCAが綺麗にします。外資系では大抵日本人クルーが自発的に綺麗にしていると聞きます。
せっかくCAの対応が良くても、お手洗いが汚れていると残念な気持ちになりますよね。機内の空間全てを、心地よい空間にできるように心掛けて仕事をしています。
以前お客さまから、「今日のフライトはクルー全員の笑顔が素敵で、心のこもった小遣いのあるCAさんばかりで居心地が良かったです。きっとチーフパーサーの方が素晴らしい方だったので、他のCAの方も気遣いができるのだと感じました。」このようなお褒めの言葉を頂いたことがあります。
チームで仕事をしていますが、1:1でお客さまと接することがほとんどです。
一人ひとりが会社の顔として働くことがチームへの貢献にもなります。
会社の顔というと難しいように感じますが、常に「笑顔」でいることが第一ステップだと思います。
正直、この仕事はストレスが溜まります。そんな時でも顔に出さない。シートに座っている時でも口角を上げる。
簡単そうで、難しいです。細部まで、丁寧さ・綺麗さに心がけて仕事をしています。
ドリンクや食事を用意している時にも、大きな音を立てないように気をつけていたりもします。
全てはお客さまの快適性の為です!
「今日は静かだったから、ゆっくり眠れたよ。」などと降りられる時に言ってもらえると本当に嬉しく思います。
それくらい気をつけています。
想像でもいいので、客室乗務員の仕事の気遣いを少しは理解して頂けましたか?
まだまだ、仕事での工夫などあるので次回紹介したいと思います。
お楽しみに!
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