就活をする時、自分が客室乗務員になったらどんなことができるかな?と考えますよね。
でも、実際に飛行機に乗った時は周辺のお客さまの様子しか分かりませんよね。そこで、実際にどんなお客さまが機内にいるのか。客室乗務員がどんな目線でお客さまを見ているのかご紹介したいと思います。
お客さまの年齢、要望は千差万別!
0歳の赤ちゃんから、お年寄りの方まで多くの方が飛行機を利用されます。
その中には、お子さまの一人旅やお体の不自由な方もいらっしゃいます。
お母さまと赤ちゃんの二人だけの長時間の移動はとても大変で、お母さまがお手洗いに行く時CAはお子さまのお守りをすることもあります。
お母さまはCAのことを信頼して、お子さまを任せているわけです。短時間で信頼していただけるような笑顔と行動を常に心がけたいですね。
目の不自由なお客さまや、足の不自由なお客さまはCAに気を使って、フライト中にお手洗いに行きたいと言うことを躊躇されることが多いです。
その為、搭乗の案内中に「お手洗いに行きたい時など、何かあった際には遠慮せず、CAを呼んでくださいね」と一声掛けるだけで不安も解消されるはずです。
国際線を乗務している時リゾート路線には、小さなお子さまのいる家族連れのお客さまが多くいらっしゃいます。
お子さまのお世話もしなくてはいけない親御さんはとても大変です。食事の時間に全員分の食事を出してしまうと、お子さまに食事を食べさせなければいけない為、親御さんのお食事が冷めてしまいます。
そんな時は、「後からお父さまorお母さまのお食事をお持ちしましょうか?」と声をかけると大抵のお客さまから「お願いします」と言われます。
ビジネスクラスを利用されるお客さまには、エコノミークラス以上に様々なニーズがあります。
お食事も召し上がられず、ずっとおやすみの方もいれば、パソコンで仕事をされる方もいます。
お仕事をされる方には、コーヒーや紅茶と、チョコレートなどの甘い物を勧めると喜ばれます。
おやすみの方は、着陸前に起きられることが多いのでお食事の提供ができない時にはお飲み物をお伺いしています。
お客さまにまた飛行機を利用してもらえるように、できる限りニーズに答えようとしているものの、お客さまの行為に困ることもあります。
CAの動画や写真を撮るお客さまがいらっしゃいます。私たちは見せ物ではありませんし、個人の肖像権があります。
周りのお客さまに不快感を与えてしまいます。
もし、機内でCAを撮影するお客さまを見つけられた際には客室乗務員に教えてください!
今日は3つの例を挙げてご紹介しました。
まだまだたくさんのお客さまが機内にはいらっしゃいます。次回もお楽しみにしてください!
紹介したようなお客さまに、自分だったらどんな声かけをしよう。どうすれば喜ばれるか。と考えることで面接の時やESを書く時に役立ちます。そうなんだと思うだけではなく、自分だったらと考えるようにするといいと思います。