今回は、「エアライン企業研究✈︎③JALとANAの違い」の続きとは異なり、キャビンアテンダントに焦点を置き、どんな違いがあるのか紹介したいと思います。
JALとANAの客室乗務員の違い、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?
想像でも、聞いた話でも構いませんので違いについて考えてみましょう。
自分の想像や、意見、ファーストインプレッションを大切にすることで、面接の時にオリジナリティが出てきます。忘れそうな時は、すぐにメモをする習慣をつけるといいですよ!
『JALとANAの客室乗務員の違い』
制服・貸与品
入社と同時にJALもANAもどちらも制服を会社から貸与されます。その際、ANAはスーツケースの貸与を選ぶことができます。しかし、JALにはスースケースの貸与はありません。無印やRIMOWAを使っている方が多いです。
機材
JALは1日に決まった機材の飛行機にしか連続して乗務しませんが、ANAの場合は様々な機材の飛行機に連続で乗務をすることがあります。例え)B777→B787 など
資格
JALは入社一年目は国内線資格のみを取得。
ANAは入社一年目に国内線・国際線両方の乗務資格を取得。
JALの場合、1年間はしっかりと国内線のに集中して業務を習得する機会が与えられます。そのため、ANAと比べ早く仕事に慣れることができます。
ANAの場合、国内線を飛び始めて約1ヶ月後には国際線を飛ぶため早く海外へいきたいと思っている方には好都合です。その分、覚えることも増えますので負担は大きいかと思います。
風土の違い(スキルアップ)
JALは会社側から求められることの方が多いです。
ANAは自ら求めに行くことが多いです。
チャレンジ精神があり、早くステップアップをしたいと思っている方にはANAが合うと思います。ANAは自分のやる気次第で、早く昇格することも可能です。
JALは自ら追い求めるのではなく、会社がマネジメントをしっかりと行っているため、しっかりじっくり成長したいという方に合うと思います。
業務内容
客室乗務員は1日に1〜4便くらいを乗務するためその便と便の間は機内にいることがほとんどです。その間の作業にJALとANAでは違いがあります。
簡単に言えば、JALの方が忙しいです。もちろん、ANAが楽という訳ではないと思いますが、便と便の間の作業がJALの方がたくさんあります。その理由はコストの削減をするためです。機内の足りないものは客室乗務員が依頼をしなければ搭載がされません。その徹底されたコスト削減が今のJALを作っているのだと私は思います。
給与
基本給はJALの方がいいですが、ステイ費はANAの方がいいため結果大差はないと思います。
住宅
JALでは寮に住むことができますが、ANAのCAには寮が用意されていません。地方出身者からすると、寮があることで負担も軽減されますね。
妊休・育休
JALでは懐妊後、必ず希望者に地上での業務を与えることが義務付けられています。懐妊後のフライトは体への負担が大きくかかる為出来ませんが、地上で働くことは十分できます。とてもいい制度ですよね。
ANAにはこのような妊娠中の地上勤務は認められていません。懐妊後は妊休に入るしかありません。しかし、育休の制度が整っている為、ママさんCAも多く活躍しています。
今後は男性客室乗務員も増えてくると思いますので、そのような視点からも改善策などを考えてみるといいですね。
最後に、JALにもANAにもいい部分と改善すべき点があると思います。同じ職業ではありますが、それぞれの会社の個性がありその個性を選び、好んでくれるお客さまがいます。最終的にはご縁の話になるかもしれませんが、そのご縁を掴むのも自分自身です。
どんな客室乗務員になりたいか、その自分に近づける会社選びをするといいと思いますよ。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます💚
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