フライト中に、お客さまに「今日はこのまま伊丹に泊まるの?」といった質問をされます。その時、「これからまだ羽田に戻って、その後福岡に行くんですよ〜」と返事をすると大変驚かれます。
客室乗務員の仕事って実は世間にあまり知られていないんですよね😟
もしも理解不足のまま客室乗務員になってしまうと、理想と現実にギャップが生まれてしまいます。しっかりと企業研究を行って客室乗務員になる準備をしましょう!
1日のスケジュール
実際の私のスケジュールを元に国内線と国際線の1日のスケジュールを見てみましょう。
<国内線 例>
①HND-ITM / ITM-OKA / OKA-ITM (羽田-伊丹、伊丹-沖縄、沖縄-伊丹)
②ITM-NRT (伊丹-成田)
③NGO-CTS(DH) / CTS-HND / HND-CTS / CTS-HND (DH名古屋-千歳、千歳-羽田、羽田-千歳、千歳-羽田)
3つの例を挙げました。①は羽田から始まって、3便を乗務し伊丹で終わりです。伊丹のホテルに泊まるというわけです。②は伊丹から成田で1日の仕事は終了です。とっても楽な1日ですね😆 ③は名古屋から始まり、1便目にDH(デッドヘッド)が付いています。これは便乗と言ってお客さまと同じように飛行機に乗って移動することです。移動するだけですので、乗務はしません。③の場合、千歳に移動した後、千歳と羽田の往復をして、羽田に戻るということです。この場合、1日に4回離着陸をしていますね😅
1日に全て同じ飛行機に乗務することもありますが、途中で乗務する飛行機が変わることもあります。また、私たちCAは変わらないけれど、乗員(パイロット)が変わることもあります。その度にブリーフィングを行う為、お客さまが降りてから次の便まで時間の短い時は、とっても忙しいです。そこが国内線の大変なところですね。ただ、日本各地で美味しい物も食べられますし、国際線と比べると疲労感も少ないです。
<国際線 例>
①HND-PEK / PEK-HND (羽田-北京、北京、羽田)
②HND-HNL(羽田-ホノルル)
③HND-CDG(羽田-パリ)
短距離、中距離、長距離の3つの例を元にご紹介します。①短距離は時間帯にもよりますが、3時間くらいのフライトタイム(飛行時間)の場合、往復することが多いです。②ホノルルはフライトタムが6〜7時間くらいで、中距離になります。この場合、ホノルルステイとなります。中距離の場合はステイ時間も短く、ホノルルと言っても次の日には出発する為24時間ほどしか自由な時間はありません😢 ③長距離は、主にヨーロッパやアメリカ東海岸の路線です。フライトタイムは10時間くらいの長時間の勤務になります。その為、ステイ時間も中距離と比べ長くなります。路線にもよりますが、2日ほど自由な時間があります。
国際線の場合、お客さまの食事とドリンクの入った国内線とは比にならない重たいカートを押したり、フライト中の業務が増えます。しかし、海外へ行けるという楽しみもありますね。
フライトが中心のスケジュールですが、研修や訓練、会議が入ることもあります。訓練の場合、2週間ほど行うこともあります。フライトタイムがお給料に直結する為、その期間は少しお給料が普段より下がってしまいます😔
国内線と国際線どちらも飛ぶJALとANAでは、CAによって国内線が好き、国際線の方が好きと意見が分かれますが私はどちらも飛べるところが、他の日系航空会社と比べJALとANAのいいところだと思います。
客室乗務員のスケジュールは例のように3レターで分かります。入社する前から覚える必要はありませんが、内定された方は覚えておいた方がいいですね!
スケジュールに関する質問がありましたら、TwitterのDMもしくはコメントにお願いします✈️