客室乗務員の仕事内容と1日の流れー出社から退社までー

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客室乗務員

業界用語もあるので中学生、高校生、大学生、社会人の皆さまに分かりやすく説明したいと思います!

CAの国内線乗務の一日の動きを例にして説明していきます。

・出社前

自宅で化粧や、ステイ(到着地に泊まる時)の準備をして、会社に向かいます。

会社に着いたら、出社したことを伝え掲示板やパソコン、iPadなどで緊急の連絡や周知事項がないことを確認します。

フライト準備の内容としては、

「どんなお客さまが搭乗されるか」「お手伝いが必要な方はいないか」「緊急時の脱出方法のイメージ」「フライトタイム(飛行時間)の確認」「食事・ドリンクメニューの確認」「自分の担当する区分(座席)の範囲の確認」

などがあります。

・ブリーフィング

事前に、個人で準備をした後に同乗クルー(一緒にフライトをするメンバー)と一緒にフライトの流れや、目標、保安やサービスに関する注意事項を確認します。

このフライト前のブリーフィングをプリブリーフィングと言います。同乗クルーとのブリーフィングが終わったら、いよいよフライトが始まります。

・機内での準備

飛行機に乗り込んだら、自分の担当する区分(座席)が使用出来る状態であることを確認します。

担当区分や使用する機材(飛行機の種類)によって座席の数は違いますが、約20〜70席を一人で確認します。

その際、「緊急時にお客さまの使用するライフベストが正しい位置にあるか」「テーブルや座席が壊れていないか」「きちんと清掃されているか」「床に汚れがないか」など、様々な視点を持ち、チェックをしています。

その他にも機内には緊急時に備えて、救急箱や消化器、酸素ボンベやメガホンなどが用意されており、それらの確認も行います。

客室乗務員は保安要員ですので、「お客さまの安全に関わること」「緊急時に関わること」の確認を最優先に行います。

自分の担当区分の確認が終わったら、CP(チーフパーサー:客室の責任者)へと報告を行います。

その後、お客さまへ提供するドリンクの準備を行います。

多くの準備がありましたが、フライトはこれからですよ!

・搭乗案内の開始

お子さま連れのお客さまや、お手伝いの必要なお客さまの手荷物収納を手伝ったりしながらお客さまが全員搭乗するのを待ちます。

保安要員としての任務も忘れてはなりません。

「不審者がいないこと」「持ち込みが禁止されている手荷物がないこと」など安全面にもしっかりと気を配ります。

搭乗予定のお客さまが全員揃ったら、飛行機のドアを地上係員が閉めます。そして、客室乗務員は緊急時に備え、ドアの操作を行います。

・離陸前

離陸前に客室乗務員は「お客さまが適切に座席に座っているか(シートベルトが正しく締められているか)」「ギャレー(食事・飲み物を用意するキッチン)の扉などが閉まっていることを確認」「お客さまの荷物がしっかりと収納されていること」などを確認し、自分の担当区分にあるジャンプシート(客室乗務員の席)に着席をします。

座っても安心できませんよ。ベルト着用サインが点灯している間は離席できないのにも関わらず、そのことを知らずお手洗いに行こうとするお客さまや、急に立ち上がるお子さまがいます。そのため、しっかりとお客さまの様子を見ながらベルトサインが消えるのを待ちます。

・シートベルトサインの消灯後

ベルト着用サインが消えるとサービスが始まります。

お飲み物や食事の用意をカートに準備し、お客さまに順番にお伺いします。お客さま全員へお飲み物の提供が終わったら、提供したカップの回収や、使用したカートやドリンクを片付けます。

また、フライト中も保安要員としての役割を忘れてはいけません。「キョロキョロとしている不審なお客さまがいないか」「体調の悪いお客さまがいないか」など、五感を働かせながら監視をしています。

その他にも、お手洗いの清掃をしたり機内販売を同乗クルーで分担をして行います。

・着陸前

着陸前の業務は離陸前と同様に、「お客さまが適切に座席に座っているか(シートベルトが正しく締められているか)」「ギャレー(食事・飲み物を用意するキッチン)の扉などが閉まっていることを確認」「お客さまの荷物がしっかりと収納されていること」などを確認します。

・着陸後

着陸後、飛行機が完全に停止するとベルト着用サインが消灯します。

その後、地上係員がドアを開ける前にドアの操作を客室乗務員が行います。ドアが開き、お客さまが降りられたら客室乗務員は「お客さまが残っていないこと」「忘れ物の確認」を行います。

全ての確認が終わると客室乗務員も降機します。

・ブリーフィング

降機した後は、その日の「反省点」「良かった点」「お客さまからの意見や感想」などを共有し、次のフライトへ活かせるように振り返りを行います。

このフライト後のブリーフィングをデブリーフィングと言います。

・退社

ここまでが客室乗務員のお仕事の流れ、内容です。会社により、1日1〜5便くらい乗務するため 機内準備〜着陸後 までの流れを1日数回行うこともあります。

いつも笑顔なCAを私も目指して頑張っていますが、正直大変だと思うこともあります。
学びも喜びも経験もたくさんできる仕事です。

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