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今回は、客室乗務員を目指している方の一番気になる採用人数について現役CAの私が語ります!(すべての記事、現役CAが書いています。ぜひ、就職活動の参考にしてください😊)
今後どうなる。客室乗務員の採用人数!
2020年の新卒採用はJAL 600名、ANA 500名程度を予定し、選考が行われました。基本的に、採用を行う際は、内定辞退者が出ることを予測して採用を行います。そのため、内定は採用予定人数より多く出します。既卒採用に関しても同じことが言えます。
内定式が終わった後でも、内定辞退をする方はいます。そのため、採用予定人数より減ってしまうこともあるようです。また、反対に内定辞退者が出ることを見据えて多く採用したが、辞退者が少なく、採用予定人数より増えたということもあります。
オリンピック後の採用は減る!?
現在大学1年生の方や高校生、既卒採用で客室乗務員を目指されている方が、不安に思っていることの一つに、採用人数が挙げられるのではないでしょうか。
2017年の採用から、東京オリンピックに向けて客室乗務員の大量採用が始まりました。そのため、オリンピックが終わってしまうと、大量採用もなくなり、倍率が増すのではないかと心配ですよね。
でも、安心してください。
採用が大幅に減る可能性は少ない!
現役で働いている私の予想ですが、今後も客室乗務員の大量採用は続くでしょう。その理由は2つあります。
① 2020年3月29日より、羽田空港の国際線発着枠が増枠
② 福利厚生の維持
それでは、上記について説明したいと思います。
2020年3月29日から羽田空港の国際線発着枠が50便増枠することが決まりました。JALは11.5便分、ANAは13.5便分が割り当てられ、その他25便は相手国(外資系航空会社)へと割り当てられました。
では、この増枠による客室乗務員への影響を考えてみましょう。
例えば1日12便の飛行機を飛ばすと仮定します。(機材や乗れるお客様の人数で変更はありますが)平均で1便に10名の客室乗務員が乗務することとします。すると…
10名×12便=120名の客室乗務員が1日に稼働
120名の客室乗務員が毎日、現在より多く働くということになりますよね。となりますと、やはり採用人数を増やさなければいけない、ということになるでしょう。また、客室乗務員は急な欠員に備えた「スタンバイ」という欠員要員を毎日出社させています。そのため、120人以上の増員となります。やはり、大量採用するしかなくなりますよね!
次に、2つ目の理由の福利厚生の維持に関して説明しますね。大手航空会社(JAL・ANA)の福利厚生は本当に充実しています。特に、客室乗務員は懐妊すると乗務ができなくなってしまいます。また、一般職(OL)と異なり、フライトで家に帰らない日も多く子育てし辛い環境にあります。そのため、妊休・育休の取得が必須となります。
また、身体に負担のかかる業務が中心のため、一般職よりも有給取得率、休職率も高いと思われます。このような福利厚生を維持するためには、社員の数を少なくできません。
さらに、大量採用=転職者増となることが予想できます。もともと、結婚や懐妊を期に客室乗務員を辞める方が多いため、多く採用したとなると、その分離職者数も増えることが考えられます。
一定の客室乗務員の数を維持するためには、新入社員は欠かせないというわけです。ここ最近は以前より頻繁に既卒採用も行われ、採用人数も増えているようです。
安心して就職活動に向けて準備を進めましょう!
というわけで、9.11のような凶悪なテロやハイジャックが起きない限り、採用人数が大幅に減ることはないでしょう。
自身の目標・夢に向かって頑張ってください。応援しています✈️✈️✈️