私が航空会社に客室乗務員として入社して、ふとこんなことを思ったことがあります。
「どんな鞄を仕事で使っていいの？」「Apple watchはダメなの？」「パンプスに決まりは？」
色などの指定はありますが、実際どんなものを使っているのか想像があまり付かず、悩んだ経験があります。
そこで、客室乗務員になる人に向けて、現役CAが普段使っているものを紹介します！
１ 時計について
時計は乗務に必ず必要なものの１つです！
私は訓練中に腕時計を忘れた事がありますが、想像通り教官に怒られました。
なぜそんなに時計が必要かというと、沢山の理由があります。
飛行機は公共交通機関として多くのお客さまに利用していただいているので、定時制が会社の利益に直結します。
また、緊急時に使用する酸素マスクは酸素の出る時間が決まっており、客室乗務員はその時間を測って、迅速な行動をする必要があります。
このように時計を使用する場面が沢山あります。
・時計選びの条件
時計の重要性を知ったところで、乗務に使用できる時計について紹介します！
基本的な条件は３つ（航空会社により規定は異なります）
１、秒針がついているもの
２、ベルト部分は、シルバーか黒、茶色
３、華美でないもの
秒針を見て時間を測ることもあるので、デジタル時計は使用できません。
ベルト部分は、革であれば落ち着いた色の黒や茶色を選ぶといいです。シルバーも使用できますが、ゴールドは好まれません。
また、高価なブランド品も避けた方がいいです。
最近ではアップルウォッチを使用している客室乗務員も多いです。
アップルウォッチは水に濡れても心配なく、時間も測れるてとっても便利なので、JAL、ANA、LCCのCAは使っている人は増えてきています。
Apple Watch は使ってはいけないという会社は聞いたことはありませんが、念の為会社の規定を見た上で購入判断をする方が良いです。
どんないい腕時計でも電池が止まってしまったり、忘れてしまうことがあるので、常に一つ安物でいいので鞄に入れておくといいです！
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2 バック
空港へ向かうCAを見ていて分かる通り、客室乗務員は荷物が多いです。
最小限の荷物しか持たない！というCAもいますが、色々と持ち物が増えてしまう事もあります。
ロンシャンじゃなきゃいけないの？と思われた方もいるかもしれませんが、海外では日本よりも安く購入できて、とっても丈夫な作りなので好んで使っている人が多いです。
・バック選びの条件
「大は小を兼ねる」と言われるように、鞄は大きい方が何かと便利です。
ステイ先でお土産を買うこともしばしばあります。
基本条件３つ（航空会社により規定がある場合があります）
１、色は黒かネイビー
２、装飾があまりない
３、自立するもの
色は、黒やネイビーを使っている人が多く、稀にグレーや茶色を使用している人もいます。
心配なら黒を買えば間違い無いです！
装飾がないシンプルなものを選ぶといいです。
ロンシャン同様に、CAがよく持っているNaRaYaのバックくらいの装飾であれば問題ありません。
移動中、キャリーケースの上に乗せておくことも多いので自立するものを選ぶといいです。
底のマチが広いと、自立もしやすく、物を入れやすいのでオススメです。
大きさは、機内持ち込みサイズのスーツケースにぴったり乗るくらいが丁度いいです。
国際線となれば、もう少し大きくてもいいかもしれません。
ロンシャンで言うと、Lサイズ（横31×高さ30×奥行19）が一番使用率が高く、人気です。
メインは大きめのバックで、ロンシャンのSサイズをサブバックとして利用しているCAも多いです。もちろん、仕事用に使うなら、黒かネイビーですがステイ先で使えるように折りたたみのカラフルなものを持っているCAも多いです！
 | 価格:10,800円 |
3 パンプス
2020年になって、JAL、ANAではパンプスのヒールの高さ最低基準がなくなりました。
今まではヒールの高さが３〜４cmなどと決められていましたが、その基準が変わり、0cmから着用が可能になりました。
JALではローファーやドライビングシューズも着用可能になり、選択肢が増えました。
客室乗務員の仕事は、とっても足に負担がかかるのでパンプス選びは重要です。
・パンプス選びの基準
パンプスの高さの基準が変わりましたが、自由なものを選んでいいと言うわけではありません。
基本条件（航空会社により基準は異なります）
１、色は黒
２、素材は革、もしくは合皮
３、ヒールの幅は３〜４cm
４、バックルの付いていないもの
シンプルで足にフィットするものがいいです。
ヒールが全くないのも、脱げやすかったり、疲れやすかったりするので一番足に合ったものを選ぶといいです。
KiBERA、伊勢丹、かねまつなどのセミオーダーで作ったパンプスを着用しているCAも多いです。
ワインが足にこぼれたり、カートでパンプスが傷つくことも日常的にあることなので、あまりにも値段の高いものはお勧めしません。
機内は浮腫みやすいので、その点も考えながら選ぶといいです。
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