今回はパイロット、整備士、CA、グランドスタッフになる為に必要なTOEICの点数をお伝えします！
初めにお伝えしておきますが、○○○点以上取ったから、必ずしも内定できる。というわけではありません。基準点以下でも合格している人もいます。
TOEICの点数は就職活動の書類選考に通過する為のアピールポイントの一つとお考え下さい。
・パイロット 800点以上
結構高くない？と思われた方が多いかもしれませんが、これくらいが一般的です。
コックピット内で管制官と英語でやり取りを行います。その為、高い英語力はマストです。既卒の場合は入社してすぐに訓練があり、飛び始めますが、新卒にそのようなことはあり得ませんので、その間に英語力を伸ばすことは可能です。
ただし、内定をもらうには800点以上持っていると良いでしょう。
また日本の航空会社でも外国人のパイロットが多くいます。同じフライトの場合、外国人パイロットとコックピットで2人きりという事もよくあります。そんな時に沈黙だと気まずくないですか？(笑)充実したフライトの為にコツコツと勉強してみてはいかがでしょうか。
・整備士(総合職) 600〜700点以上
今お伝えしている整備士は、総合職採用の技術職という意味です。
グループ会社のエンジニアではなく総合職採用の場合、海外事業所での勤務やボーイング社などとのやり取りも担当部署により発生します。その為、海外へ行きたいという希望がある場合、やはり英語力は必須です。
普段の整備でしたら殆ど英語を使うことはないようですが、海外で機体に不具合が発生した場合、現地の別の航空会社の整備士が直せない場合、自社の整備士を派遣する事があります。
その際、会話が出来なければ直せるものも直りませんよね。特にはっきりと決められているTOEICの点数はありませんが、入社後に勉強するとなると特に整備士は試験が多いのでTOEICどころではなくなります。ですので、時間のある時に勉強をしておきましょう。
・CA 650点以上
日系の大手航空会社の場合、650点以上あれば書類選考の際に英語のテスト(GTEC)を免除できます。という事は、TOEICで650点以上持っている方が有利です。
650点はあるから大丈夫、ではなく700点台、それ以上を目指して下さい。実際に入社してからもTOEICを昇格基準にしている航空会社もあります。その為、就活の為のTOEICではなく、働く上でのTOEICと考えて下さいね。
私の同期にはGTECを受けて入社した人もいれば、帰国子女でTOEICは800以上あるという人もいます。既卒も新卒も日系の場合、650点が基準ですが、外資をお考えの方は700点以上絶対にあった方がいいです。航空会社の面接の前にまず、英語力だけをチェックする会社もあるくらいです。お分りかと思いますが、会話が成り立たないと仕事になりませんよね(笑)ということで、日系は650点、外資は700点以上あるといいです！
実際は、TOEICの点数よりも会話力の方が必要です。JALの二次面接では英語での質問もありますので、簡単な英語は練習しておくといいですね。
・グランドスタッフ/ハンドリング 650点以上
グランドスタッフもCAと同様の点数です。グランドスタッフの場合、国内線・国際線の担当が分かれている為、英語・その他の言語の得意、不得意が配属先に影響します。
JAL では面接の時に英語が得意、留学経験のアピールなどをした人を国際線に配属させる傾向があるようです。ANAの場合は、成田と羽田で採用自体が違いますので、成田の方がより英語力が重要視されているのではないかと思います。
また、大手のグランドスタッフは提携を結んでいる外資の航空会社のチェックインなどを担当する事もありますので、650点はもちろんですが、それ以上の点数、また会話力が必要になると思います。
グランドハンドリングを希望する場合も、英語力はあった方がよりです。海外の空港に派遣に行くこともあります。社内で上に行きたいと思うのであれば英語力は必須です。
まとめ
パイロットは管制官とのやりとりに英語が必ず必要になりますので高い英語力が求められます。
書類選考の際にもTOEICの点数が重要視されています。
整備士は総合職の技術職採用ということですので、海外で働くことも考えられます。その為、入社後には英語が必要となります。会社側も英語ができない整備士より、できる整備士の方が欲しいです。
CA・グランドスタッフは直接お客様と関わる為、英語ができないと周りに助けを求めなくてはならない場面が多区なってしまいます。近年、外国人の日本の航空会社の利用も増えている為、採用の時から英語力を求めている場合が多いです。
皆さん最低でも650点は就職活動が始まるまでに取っておきましょう。
職種別に分けて説明をしてきましたが、分りやすかったでしょうか？ちょっと分りづらかった、詳しく聞きたい、ということがありましたら、コメントからお気軽に質問して下さい。お待ちしています。
