今回は、エアライン業界へ就職したい高校生に向けて、現役CAが進路について紹介します!
・大学進学を選ぶべき!
結論を先に述べますが、CA・グランドスタッフになりたいと考えている学生は大学受験をするべきです!
理由はいくつかあります。
エアライン専門学校に行っても採用される保証はありません。また、採用実績を大きく掲げている学校も少なくないですが、大学を卒業した人の方が圧倒的に会社に多いです。また、年々減っていると感じています。
エアライン専門学校では、そもそもの専門卒の受験生の割合が少ないからと言われるかもしれませんが、専門卒で新卒採用される客室乗務員は全体の1割くらいです。これは大手航空会社(JAL・ANA)の話なので、独立系(スターフライヤー・AirDo・ソラシド・スカイマークなど)ではもう少し専門卒の割合は多いかもしれません。
客室乗務員は、年々お給料が上がっていくようなシステムですが、入社時の学歴で基本給(ベース)が決まります。
そのため、専門学校卒で入社した人のお給料は4年生大学を卒業した人より毎月少ないです。同じ内容で同じ働きをしていても少ないです。
また、客室乗務員から他の企業、業界に転職しようと思った時にも専門学校や短大卒より4大卒の方が有利です。
・専門学校や短大のメリットはある?
私は、大学へ進学することを強くお勧めしますが、専門学校や短大へ行くメリットについても紹介します。
これに限ります!
2年間学校に行って就職するわけですから、早くから働くことができます。
また、専門学校や短大に行ったけれどやはり大学に行きたいと思った時には編入ができます。
・客室乗務員・グランドスタッフに求める学歴は?
客室乗務員やグランドスタッフになるには、特別な資格はいりません。
しかし、高卒で客室乗務員やグランドスタッフになることはできません。
大抵の場合が短大・専門学校以上の学歴が求められます。
エアラインやホスピタリティ系の専門学校や短期大学、4年生大学、大学院を卒業した人が客室乗務員やグランドスタッフとして働いています。
・専門学校や学部は関係ある?
専門学校の分野や学部は一切関係ありません。
文系、国際系の学部でなければ客室乗務員やグランドスタッフになれないということは一切ありません。
大学について気になった方は、こちらの記事も合わせて読んでみてくださいhttps://calogblog.com/2022/03/02/daigakumei-qa/
・専門卒と大卒では何が違う?
はじめにもお伝えしましたが、お給料が異なります。
(例)ANAの場合
大卒 月額180,319円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり)
※試用期間中は本給149,500円(別途諸手当あり)
短大・高専・専門卒 月額172,417円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり)
※試用期間中は141,598円(別途諸手当あり)
客室乗務員やグランドスタッフは会社員の為、会社の業績がよければボーナスがもらえます。
ボーナスは基本給に基づいて支払われるため、ANAの場合は3ヶ月分のボーナスだった場合は約24000円程の差ができます。1年間では約12万円以上の差があります。
これは航空会社に限った話ではありません。
日本の企業の多くが学歴で基本給を決めている場合が多いので、転職をする際や客室乗務員やグランドスタッフになれなかった時にも、やはり大卒の方が将来性があります。
・進路に迷った時はどうすればいい?
ぜひ、進路相談の先生や担任の先生、両親に相談してみてください!
私のTwitterやInstagramのDMでは相談も受け付けているので、気軽にご連絡ください。